異世界ファンタジー
37 作品(小説21件・コミック2件・イラスト14件)
AIコミック
イラスト

動く大地の測量士 キービジュアル
朝の丘の上。麻の作業着の青年が三脚に載せた測量器を覗いている。足元に木の杭と巻いた縄、眼下に大きく裂けた大地と、その先に続く平原。連載小説『十八の朝に前世を思い出した測量士は、動く大地に百年の線を引く』のキービジュアル。

滅びる家の三女 キービジュアル
春の朝の自室。青いドレスの女性が机に広げた大きな紙に、羽ペンで年表のような一覧を書き込んでいる。インク壺、積まれた本、開いた窓の外に庭と花。連載小説『転生したら滅びる家の三女でした ~十年後の処刑を回避します~』のキービジュアル。

最弱テイマーと小さな竜 キービジュアル
夕方の石畳の路地の階段。使い古した革装備の青年が腰かけ、手のひらに乗る大きさの小さな竜に干し肉をやっている。石造りの家並みと、花の鉢。連載小説『最弱テイマーが拾った卵は、竜でした』のキービジュアル。

偽聖女の薬屋 キービジュアル
辺境の街の薬屋の店先、朝の光。麻の服にエプロンの女性が小瓶を差し出して笑っている。天井から吊るした乾燥薬草の束、乳鉢と乳棒、棚に並ぶ色とりどりの小瓶。連載小説『偽聖女として追放されたので、隣国で薬屋を始めました』のキービジュアル。

死に戻り花嫁 キービジュアル
石造りの館の寝室、夜。白い婚礼衣装の花嫁が立ち、足元の石床に銀の杯が転がって赤い酒がこぼれている。燭台の炎と、窓の外の月。連載小説『死に戻り花嫁は、三度目の初夜で毒杯を割る』のキービジュアル。

辺境の鑑定士 キービジュアル
薬瓶と本の並ぶ質屋の店内で、フードをかぶった青年カイが帳面を片手に、カウンターの錆びた剣を指さす。赤茶髪の店員が目を丸くしている。連載小説『辺境の鑑定士』のキービジュアル。第一話から第三話までの表紙に共通で使っている。

境界の従者 キービジュアル
朽ちかけた洋館の廊下で、黒い燕尾服の従者ラウルが腕を広げ、背後の若き当主イーサンをかばっている。窓から差す光と、壁のはがれた壁画。連載小説『境界の従者』のキービジュアル。第一話から第三話までの表紙に共通で使っている。

白紙の国の帳簿係 ミレイ・ハルン(月夜の廃屋)
屋根の破れから月の光が差す廃屋で、古い絨毯に身を横たえるミレイ・ハルン。灰色の粗い上着と裾の短い外套、布を巻いた右の足首。追われて白地にたどり着いた夜の、ひと息。連載小説『白紙の国の帳簿係』のキャラクタービジュアル。

白紙の国の帳簿係 ミレイ・ハルン(廃村の井戸端)
廃村の古い井戸のふちに腰かけ、夕暮れの空を見上げるミレイ・ハルン。赤い髪のポニーテールと灰色の外套が風になびく。背景は崩れた石壁と背の高い草、遠くに山並み。連載小説『白紙の国の帳簿係』のキャラクタービジュアル。

白紙の国の帳簿係 ミレイ・ハルン(夕暮れの窓辺)
夕暮れの光が差す廃村の一室で、机に腰かけて古い台帳を読むミレイ・ハルン。机の上には印章と灯り、積まれた帳面。窓の外には井戸と崩れた家々。名を書ける者が、名を持たない者の村で最初に読む頁。連載小説『白紙の国の帳簿係』のキャラクタービジュアル。

白紙の国の帳簿係 キービジュアル
夕暮れの廃村に立つ経理課長・井原遼。右手に青いボールペン、左手に古い台帳。剣も魔法も無い男の、この世界での最初の武器。連載小説『白紙の国の帳簿係』のキービジュアル。

追放された毒見料理人 リゼとダン(屋台を閉めた夜)
夜の屋台を片付けたあと、ランプの灯りの下で髪をほどき、首筋の汗をぬぐうリゼ・アルデン。隣には槍を持った衛兵隊長ダン・ヴェルナーが、背を向けて通りを見ている。星空と暖色のランプ、生活感のある静かな夜。連載小説『追放された毒見料理人』のキャラクタービジュアル。

追放された毒見料理人 リゼ・アルデン(夕暮れの屋台)
夕暮れの石畳の街角に出した木の屋台で、湯気の立つ鍋からスープをよそう元試膳官リゼ・アルデン。赤茶の髪を無造作にまとめ、袖をまくった麻の働き着に前掛け。連載小説『追放された毒見料理人、辺境で屋台を始めたら国が動いた件』第一話の表紙にも使ったキービジュアル。

星の階段
夜空へ向かって積み上がっていく幾何学的な階段。上るほどに段は小さくなり、頂には星々に溶けるような光がある。手すりの代わりに伸びる二本の淡い線だけが、どこまでも続く先を示している。
AI小説

転生したら滅びる家の三女でした ~十年後の処刑を回避します~ 第二話 馬を替える
夏の初め、老騎士バーレが黒馬グラウに鳥の音を教え始める。だが最初の一度で、馬は慣れるより先に、怖さを覚えてしまった。秋まで三か月。セラは兄に本当のことを言わずに、馬を替えさせる方法を探す。使ったのは、嘘ではなく、賭けだった。同じころ、姉のもとに王都から一通の手紙が届く。母は、その手紙を、姉より先に読んでいた。

最弱テイマーが拾った卵は、竜でした 第二話 食べるもの
七日目。体長九センチ、体重は卵込みで百三十グラム。干し肉は噛んでやらないと食べない。何を食べる生き物なのか、誰も知らない。記録が無いからだ。ロウは従魔市を回って、穀物、野菜、干し草、虫、魚、乳、卵と、片端から試す。声の大きい商人ガドーが、チビを見て、黙る。夕方、測りの分銅を、チビが舐めた。

偽聖女として追放されたので、隣国で薬屋を始めました 第二話 鉄葉の湿布
借りた釘抜きを返しに、朝のうちに鍛冶場へ行く。片腕の鍛冶屋ネイは、動かない左腕を「痛くない」と言う。嘘だ。金槌を持ち替えるとき、顔が動く。ミアは初めて「治りません」と口にする。動くようにはならない。でも、痛みは引く。鉄葉を砕いて、煮出して、熱いうちに布に広げる。そして宿の主ボルグが、約束どおり、値段の付け方を教え始める。

死に戻り花嫁は、三度目の初夜で毒杯を割る 第二話 窓を閉める
五周目。倒れる私に、夫となる男は「次は、窓だ」と言った。だから今日は、窓を閉める。杯は受け取って、飲まず、割らず、卓に置く。兄には証文の話をしない。花は捨て、香炉は消し、そして鎧戸を下ろす。鐘が二つ、三つ。四周目より長く生きている。その閉めきった部屋の中で、水をかけて消したはずの灰から、甘さが立ちのぼった。

白紙の国の帳簿係 第三話 三十人
谷の向こうの煙は、二十七人だった。名を持たない者ばかりで、全員が痩せていて、全員が何かを隠している。芋は八つ、井戸は一つ。遼は紙を一枚使って、この土地で最初の決まりを書いた。盗まない、数を偽らない、出て行くときは言う。名は書けない。書けないから、印を書いてもらう。三十人めの男は、鍋の前で泣いた。

追放された毒見料理人、辺境で屋台を始めたら国が動いた件 第三話 干し肉
冬支度の季節に、宿が傷んだ肉を掴まされた。マーサは五十二年この街にいて、肉の目利きには自信がある。それでも掴まされた。軽薄な行商人ピートが荷を担いで現れ、仕入れの筋を割ってみせる。リゼは塩と煙で肉を立て直す。そしてピートが、王都で聞いた噂を一つ落としていく。舌の利く女を探している奴がいる、と。

十八の朝に前世を思い出した測量士は、動く大地に百年の線を引く 第一話 誤差
大地が年に数歩ずつ動く世界で、測量士は毎年、国境と道と井戸の位置を測り直す。ハルの谷の見習いノアは、十八の誕生日の朝に前世を思い出した。現代日本の測量技師として六十年生き、生まれた町から一度も出なかった男の記憶だった。その日の午後、ノアは師匠に測り間違いを叱られる。だが間違っていたのは、ノアの数字ではなかった。

転生したら滅びる家の三女でした ~十年後の処刑を回避します~ 第一話 二十二の朝
二十二歳の誕生日の朝、セラは前世を思い出した。日本の出版社の校正者だった二十九年と、この国の史書の翻訳を読んだ記憶。そこに、この家の末路が書いてあった。十年後の夏、アーデンハイト侯爵家は一族もろとも処刑される。武力も魔法も無い三女は、覚えていることを紙に書き出し、年号順に並べ替えた。一行目は、半年後だった。

白紙の国の帳簿係 第二話 名を預かる
追手だった獣人が、村の入口の石に座ったまま動かない。食べ物を出せば食べる。名を訊けば「団長が持っている」。名を質に入れられた者は、自分の名で約束を結べない。経理課長の井原遼は、獣人を縛っている依頼の文面から一語を見つけ、立会人のいない紙切れの約束を、初めて自分の名で結ぶ。

最弱テイマーが拾った卵は、竜でした 第一話 拾う
従魔一匹しか従えられない等外テイマーのロウは、二十六歳でギルドの札を外された。帰り道、東の岩場の石の窪みに卵が一つあった。転がっていたのではなく、置いてあった。その夜、宿の部屋で卵が割れる。出てきたのは手のひらに乗る大きさで、火も吐けず、飛べもしない。三百年前に絶えたはずの生き物だった。

追放された毒見料理人、辺境で屋台を始めたら国が動いた件 第二話 黒パン
朝、衛兵隊長ダンとともに東の製粉所へ。主のゲルトは「袋の数は合っている」と言う。数は合っている。中身が違うだけだ。四十年石臼を回してきた老ハンスが、初めて主に逆らって麦だけを挽き、リゼは混ぜ物の無い粉で黒パンを焼く。街の人が、皿の底ではなく、パンの味で嘘を知る日。夜、月に一度の荷馬車は、来なかった。

偽聖女として追放されたので、隣国で薬屋を始めました 第一話 熱冷ましの根
聖女の力が無いと暴かれ、ミアは国境の外へ押し出された。もともと彼女がやっていたのは祈りではなく、祖母の手帳に書かれた薬の調合だった。三日歩いて着いた寂れた街で、宿の主が熱を出して寝込んでいる。道端に灰根が生えている。ここは王国の外で、薬は罪ではない。

死に戻り花嫁は、三度目の初夜で毒杯を割る 第一話 杯を割る
政略結婚の初夜、花嫁レナは毒杯を飲んで死ぬ。目が覚めると婚礼の朝に戻っている。二度目は寝室の花で、三度目は香炉で死んだ。四度目の朝、鐘が六つ鳴る。今日は杯を飲まない。受け取って、床に落として、割る。夫となる男が動きを止めて、言った。「……また、割ったのか」

白紙の国の帳簿係 第一話 数を偽らぬ者
決算の帳簿が三万二千円合わない夜、経理課長の井原遼は、見知らぬ石の穀倉で目を覚ました。誰もいない廃村、机に残された古い台帳と印章。夕暮れに現れたのは、追われている若い女だった。剣も魔法も持たない男が、この世界で最初に使った武器は、一枚の紙だった。

追放された毒見料理人、辺境で屋台を始めたら国が動いた件 第一話 スープ
王の食卓に盛られた毒を防いだのに、毒を盛ったと濡れ衣を着せられ、王宮の試膳官リゼは辺境へ追放された。持ち物は包丁一本と塩の小袋、銅貨が八枚。銅貨三枚でたどり着いた街道の街グレンモアで、宿の女主人から鍋を借りて始めた屋台の一杯目が、この街の黒パンに混ざった「嘘」を見抜く。舌で嘘が分かる料理人の、成り上がりが始まる。

境界の従者 第一話 守られすぎた当主
没落しかけた子爵家に仕える従者ラウルは、病弱な若き当主イーサンのために、これまで幾度となく危険な役目を身代わりで引き受けてきた。ある日イーサンから告げられた一言が、ラウルの献身の意味を揺るがす。

境界の従者 第二話 債権者たちの影
家門を狙う債権者たちの脅威が強まる中、イーサンは自らの意志で交渉の矢面に立とうとする。止めようとするラウルとの間に、これまでなかった緊張が生まれていく。

境界の従者 第三話 盾を置く日
最後の交渉の場で、ラウルはこれまでのように身代わりになることをやめる。自己犠牲ではなく、対等な信頼として結ばれ直す主従の物語の決着編。

辺境の鑑定士 第一話 錆びた剣の値打ち
都を追われた帳簿係カイは、ある日「万物の来歴が視える」力に目覚める。辺境の街で行き倒れかけた彼は、一軒の質屋で誰も気づかなかった錆びた剣の真価を見抜き、店主とギルド職員を驚かせる。だがその噂は、思わぬ場所へ届いていた。

辺境の鑑定士 第二話 ギルドの依頼
冒険者ギルドに連れて来られたカイは、倉庫に積まれた山のような未鑑定品の整理を任される。埃をかぶった品々を一つずつ視ていく中で、見覚えのない紋章が刻まれた一品に手が触れた瞬間、彼の脳裏に不穏な映像が流れ込む。

辺境の鑑定士 第三話 紋章の来歴
謎のメダルの来歴を辿るため、カイはギルド長ノーラと共に街の古文書庫へ向かう。断片的な映像をひとつずつ手繰り寄せていくうち、ドルムンドという街そのものの成り立ちに関わる、隠された過去が姿を現し始める。

