3 作品(小説3件)
没落しかけた子爵家に仕える従者ラウルは、病弱な若き当主イーサンのために、これまで幾度となく危険な役目を身代わりで引き受けてきた。ある日イーサンから告げられた一言が、ラウルの献身の意味を揺るがす。
家門を狙う債権者たちの脅威が強まる中、イーサンは自らの意志で交渉の矢面に立とうとする。止めようとするラウルとの間に、これまでなかった緊張が生まれていく。
最後の交渉の場で、ラウルはこれまでのように身代わりになることをやめる。自己犠牲ではなく、対等な信頼として結ばれ直す主従の物語の決着編。
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