幻想
9 作品(小説3件・イラスト6件)
イラスト

星を売る店 キービジュアル
夜の路地の奥、小さな瓶がびっしり並ぶ店のカウンターで、白髪眼鏡の老店主が光る星を手に差し出し、リュックを背負った青年が見つめている。三日月と星空。短編『星を売る店』のキービジュアル。

貸家の階段 キービジュアル
夕暮れの坂道沿い、古い貸家の玄関の階段に、Tシャツとデニムの女性が裸足で腰かけ、膝の上のノートパソコンに向かっている。鉢植えの花と、遠くの街並み。短編『貸家の階段』のキービジュアル。

風の電話ボックス キービジュアル
海を見下ろす草の丘に立つ、白い古い電話ボックス。青年が受話器を耳に当てたまま、夕日の落ちる海を見ている。短編『風の電話ボックス』のキービジュアル。表紙はこの絵に題字を載せたもの。

月の街道
満月の下、地平線まで真っ直ぐに伸びる一本道。センターラインの白い破線が奥へ小さくなりながら消えていき、道の両脇には並木が等間隔に並んでいる。日常のすぐ隣にある、少しだけ不思議な夜道。

星の階段
夜空へ向かって積み上がっていく幾何学的な階段。上るほどに段は小さくなり、頂には星々に溶けるような光がある。手すりの代わりに伸びる二本の淡い線だけが、どこまでも続く先を示している。

夜の図書館
閉館後の書架の間に、天窓から三筋の光が静かに落ちる。塵が光の中でだけ見える一瞬をとらえた、物語のかたちをとらない一枚。積み重なった背表紙の色だけが、そこに誰かがいた時間を語っている。
AI小説

貸家の階段
駅から十五分、坂の途中に建つ古い貸家。住む人が変わるたびに、玄関の階段の段数が増えたり減ったりするという。新しく越してきた在宅ワーカーの女が気づいたのは、その段数が、そこに暮らす人の抱える未練の数だということだった。

風の電話ボックス
海を見下ろす丘に、電話線のつながっていない古い電話ボックスがある。受話器を上げて声を出すと、風がその声を遠くへ、時には過去へと運ぶという噂があった。喪失を抱えた青年がその扉を開ける、静かな再生の物語。

星を売る店
路地の奥にひっそりと佇む、星を売る小さな店。店主の老人が値札をつけるのは、星そのものではなく、それを見上げた夜の記憶だった。眠れない夜を抱えた青年が扉を開けたとき、店の棚がかすかに光り始める。