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魔導具
3 作品(小説3件)
小説

不眠の魔導具師 第三話 灯を分け合う夜
最後の支払いを済ませ、ヴェラは客でなくなった。もう一線を引く理由をなくしたレインの前で、彼女は自分の言葉で望みを差し出す。灯り一つの工房に、二人だけの夜が満ちていく――スローバーンの果てに辿り着く、静かな官能の結末。

不眠の魔導具師 第二話 触れる指先
三日ごとに工房へ通ううち、ヴェラは少しずつ二年前の記憶を語りはじめる。触れ合う指先に募る熱を、レインは魔導具師の一線として押しとどめるが、ある夜、ヴェラは自分の望みをはっきりと言葉にする。

不眠の魔導具師 第一話 眠れない夜の客
辺境の街で夜だけ灯る工房。魔導具師レインは、触れた者の「眠れなさの形」を読み取り、安らかな眠りのための道具を作る。ある夜、二年眠れていないという護衛長ヴェラが訪れ、手っ取り早い魔除けを求めるが、レインは安易な処方を拒む。