プロット型

記憶喪失から始まる

記憶を失った状態から物語が始まるプロット型。読者が主人公と同じ速度で世界を知っていく構造そのものが、ミステリーの推進力になる。

#記憶喪失#プロット型

主人公が記憶を失った状態から物語が始まるプロット型である。最大の強みは、読者が主人公とほぼ同じ情報量で世界に入っていける点にあり、周囲の人物との関係、過去の因縁、自分自身の正体までもが、少しずつ明かされる謎として機能する。記憶を失う原因(事故、呪い、自己防衛的な忘却など)を早い段階で示すか最後まで伏せるかで、物語のジャンルの手触りが大きく変わる。

このプロット型で気をつけたいのは、記憶が戻った瞬間に物語の緊張が一気に解消してしまうことである。記憶が戻ることをクライマックスに置くのではなく、記憶がないまま人物が積み重ねた新しい関係や選択の方に価値を持たせておくと、記憶が戻った後も「では、これからどちらの自分として生きるのか」という新しい問いが物語を続けさせる。

型のバリエーション

筋書きの例

組み合わせやすい題材

テーマの「記憶」「正体の秘密」と直結し、失われた記憶の中身そのものがテーマの核と重なる。モチーフの「写真」を手がかりとして配置すると、断片的な記憶を視覚的に補う小道具として機能する。

関連項目

同じプロット型の項目

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