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4 作品(小説2件・イラスト2件)
夜のガラス工房。赤く灯る炉の前で、独立を控えた女職人と兄弟子が一本の吹き竿を共に持ち、最後の共同作業に向き合う。小説『ガラス工房の夏』の表紙。
海辺の古いホテルの一室。バルコニーの扉が夏の夕方の海へ開き、カーテンが風に揺れる。四十歳の男女が手すりに並んで海を見ている。小説『陽炎ホテル』の表紙。
台風で終電を失った地方新聞社の宿直室に、三十三歳の先輩記者と二十七歳の後輩記者が二人きりで取り残される。五年間、後輩として密かに想いを寄せてきた男の視線に気づいていた先輩は、「今夜だけは忘れてもいい?」の一言で、二人を隔てていた一線を静かに壊していく。
海辺の古いホテルで、名前も職業も知らないまま十年間、年に一度だけ同じ部屋で落ち合ってきた男女。今年、左手に指輪をはめた四十歳の女は、この一夜を最後にすると決めて訪れる。十一年目の夏、二人は名前のないまま、これまでで一番長い夜を過ごすことになる。
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