2 作品(小説2件)
出張帰り、深夜の各駅停車に揺られていた会社員は、時刻表にないはずの駅で電車が停まったことに気づく。降りていく乗客は、二度と戻ってこない。「降りてはいけない」と自分に言い聞かせながらも、同僚が降りていくのを見て、彼は迷い始める。
私鉄の忘れ物センターに、半年間、毎月同じ日に持ち主不明の古い目録帳が届く。中身は少しずつ違う。誰が、何のために。事件性のない小さな謎を、係員が手がかりを積み重ねてたどりつく先には、静かであたたかい理由があった。
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