日本出典で確認
はたらけど、はたらけど猶わが生活楽にならざり
働いても、働いても、私の暮らしは楽にならない。じっと手を見る。はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る
- 出典
- 石川啄木『一握の砂』(1910年)「我を愛する歌」
- 原語
- 日本語
- 誰の言葉か
- 出典で確認。出典の文献で、本人の言葉として確認できる。
意味
貧しさの歌。理屈を言わず、働く手を見つめる、という動作だけで終わるところにこの歌の力がある。
背景
新聞社の校正係として働きながら困窮していた啄木の、二十四歳の歌集。
物語で使うなら
貧しい主人公の生活を、説明せずに見せる手本。「手を見る」のような小さな動作で心情を語る技法の例として。