日本出典で確認
ゆく河の流れは絶えずして
流れゆく河の流れは絶えることがなく、しかも元の水ではない。ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
- 出典
- 鴨長明『方丈記』(1212年)冒頭
- 原語
- 日本語
- 誰の言葉か
- 出典で確認。出典の文献で、本人の言葉として確認できる。
意味
河は同じ河に見えて、水は常に入れ替わっている。人も住まいも同じで、永く留まるものは無い。無常を河と泡で示した書き出し。
背景
大火・辻風・飢饉・地震を経験した長明が、山中の方丈の庵で書いた随筆。
物語で使うなら
災害や戦のあとの街を描く場面の題辞に。「同じ川に二度入れない」(ヘラクレイトス)と並べると、東西の無常観の比較になる。