漫画 K-08AI制作での運用
縦スクロール・ページ送り・見開きで破綻しない組み方
別名: マルチ形式対応
同じコマ素材を、縦スクロール、1ページずつの送り、右綴じの見開きの三つで読めるよう、順番と余白と大きさを設計する。
どういう技法か
1話分のコマを、スマホの縦スクロール、1ページずつのページ送り、右綴じの見開きの三つの形式で読めるように組む運用である。縦スクロールでは視線が上から下へS字やZ字に動き、コマ間の余白の長さで間やテンポを作る。ページ漫画は右から左へ読み、ページをめくる位置で驚きを作る。三つの読み方の違いを踏まえて、コマの順番が崩れないように設計する。
なぜ効くのか
縦スクロールでは次のコマが画面の外に隠れているので、余白を空けるほど読者の期待が高まる。見開きでは二ページが同時に目に入るので、見せ場が左ページにあると、めくった瞬間に先に目に入りやすいとされる。同じ順番のコマでも、形式によって見え方と驚きの位置が変わるため、それぞれで破綻しないかを確かめる必要がある。一つの素材を三つの形式で使い回すには、最初から設計が要る。
やり方
- コマの読む順番を一本の列として決め、どの形式でも変えない
- ページ送りと見開きでは、見せ場をめくった直後の右ページに置く
- 縦スクロールでは見せ場の前に長めの余白を入れる
- 吹き出しの読む順番が、横並びでも縦並びでも崩れないようにする
- スマホの実機で文字の大きさと余白を確認する
使いどころ
1話8ページ・15コマ前後の作品を複数の形式で公開するときに使う。特に見せ場のコマ、ページまたぎの会話、見開きの大ゴマの配置で検討する。複数の形式を作るなら、ネームの段階からそれぞれの見せ場の位置を確かめておく。
やりすぎ・失敗
ページ用の横に並んだコマをそのまま縦に並べると、読む順番が崩れることがある。縦スクロール用の細長いコマは、ページに入れると小さくなりすぎる。縦スクロールでコマを詰めすぎると読みにくくなる。
AIコミックでの使い方
layout JSONにはコマの順番を一つだけ持ち、ページ版・見開き版・縦スクロール版の配置をそこから組む。吹き出しはコマに属させ、形式が変わってもコマと一緒に動くようにする。スマホで読める文字サイズを最小値として設定し、どの形式でも下回らないよう確認する。
この技法を使ったAIコミック
まだありません。
出典
- Webtoonとは?読みやすいウェブトゥーンの作り方・描き方【コピンジャパン】
縦読みはS字・Z字の視線、余白の長さでテンポを作る、実機確認
- Webtoon制作のための便利な機能(便利な機能 #16)
縦スクロールのコマ間の余白調整とスマホでの表示確認
- まんが家養成講座[フキダシとセリフ]
ページ漫画はコマも吹き出しも右から左へ読む