漫画 K-05AI制作での運用
1コマ1枚で発注し、後でページに組む
別名: コマ単位発注
ページ全体を一度に生成させず、1コマずつ絵を作ってから、コマの位置と大きさを決めたレイアウトに組み込む。
どういう技法か
漫画の1ページを丸ごと生成させるのではなく、1コマごとに別々に絵を発注し、後でプログラムでページに配置する運用である。コマの位置・大きさ・縦横比は、あらかじめレイアウトの設定ファイルに書いておく。Geminiの画像生成は複数の縦横比に対応しているので、コマの形に合わせた比率で発注できる。コマごとの絵は素材として保存し、差し替えや再利用に備える。
なぜ効くのか
ページを一度に生成すると、コマの枠や順番、人物の一貫性、文字の有無を同時に制御する必要があり、どこかが崩れやすい。1コマずつなら、一つの絵に集中した指示が書け、失敗したコマだけ作り直せる。コマの形と絵の比率を合わせれば、切り抜きで構図が崩れることも減る。コマ単位の管理は、一話の制作工程を見通しやすくする効果もある。
やり方
- ネームの段階でページごとのコマ割りとコマの縦横比を決める
- layout JSONにコマの位置・大きさ・順番を書く
- 各コマの縦横比に近い比率を指定して絵を発注する
- 合成前に全コマを並べて、人物と光のつながりを確認する
使いどころ
AIで漫画を作るすべての場合に基本とする。縦スクロール版とページ版の両方を作る作品では、コマを部品として使い回せる利点が大きい。作り直しが必要なコマだけを差し替えられるので、修正の多い初期の話で特に効く。
やりすぎ・失敗
コマの比率と違う比率で発注すると、切り抜いたときに頭や手が切れる。コマ間のつながり(視線の向き、立ち位置、光の方向)を意識しないと、並べたときにちぐはぐになる。
AIコミックでの使い方
編集部の運用では、layout JSONのコマ定義から、発注書に書く縦横比と「右の人物は左を向く」などのつながりの条件を拾う。1話8ページ・15コマ前後なら、全コマの発注書を先に一覧にし、同じ場所・同じ時間帯のコマは光と背景の記述をそろえる。
この技法を使ったAIコミック
- 境界の従者 第1話「守られすぎた当主」全15コマ
使った理由: 1コマずつ別に発注し、ページには後で組んだ。コマごとに構図を指定でき、崩れたコマだけを作り直せるため。
- 辺境の鑑定士 第1話「錆びた剣の値打ち」全15コマ
使った理由: 1コマずつ別に発注し、ページには後で組んだ。コマごとに構図を指定でき、崩れたコマだけを作り直せるため。
出典
- Image generation(Nano Banana)
生成画像の縦横比(1:1、2:3、9:16など)の指定
- How to prompt Gemini 2.5 Flash Image Generation for the best results(2025)
コマや絵コンテは1コマずつ場面を描写して作る