漫画 J-03媒体と読みやすさ

縦スクロールのコマ間と演出

別名: 縦読み、ウェブトゥーン、タテ読み

上から下へ流れる縦スクロールでは、コマとコマの間の余白の長さそのものが時間と間を表す演出になる。

どういう技法か

スマホで縦に流して読む形式の漫画(ウェブトゥーン、縦読み漫画)の組み立て方である。ページの枠がなく一枚の縦長の画像として作られ、コマは基本的に縦一列に並ぶ。講座では、コマ間の余白の長さを変えることで場面転換・描写・緊張などさまざまな演出ができるとされ、通常の会話は標準の余白、連続動作は余白を狭くして速さを、場面転換は余白を大きく取って区切りを示すと整理されている。

なぜ効くのか

縦スクロールでは、読者が指で送る距離がそのまま時間の長さとして感じられる。余白が長ければ次のコマが現れるまでの間が延び、余韻や緊張が生まれる。短ければ次々に画が現れ、動きが速く感じられる。紙のページ送りの代わりに、スクロールの距離と画面に現れる順序で驚きを設計できる点が、この形式の特徴とされる。縦長の背景に小さなコマを重ねる構成も、この形式ならではの表現とされる。

やり方

  1. 通常の会話は標準の余白、連続動作は狭く、場面転換は広くと、3段階程度の余白を決める
  2. 決めのコマはスマホ一画面に収まる大きさにする
  3. 場面の頭は縦長の背景で場所を見せ、そこに小さなコマを重ねる
  4. コマ間の余白に花びらや風などの効果を流して、転換に情緒を加える
  5. 完成したらスマホ実機でスクロールして間を確かめる

使いどころ

縦スクロールで配信するすべての作品。特に、驚きの瞬間の直前(長い余白で溜める)、アクション(短い余白)、回想への移行。場面転換で時間の経過を示したいときにも、長い余白が役立つ。

やりすぎ・失敗

余白を詰めすぎると読みにくく、息苦しい。長い余白を多用すると間延びする。ページ漫画をそのまま縦に並べると、コマの大きさや読み順が合わない。スマホ実機での確認を欠かさない。

AIコミックでの使い方

layout JSON の縦スクロール版で、コマごとに次のコマまでの余白(標準・狭い・広い)を決めて記録する。驚きのコマの前に広い余白を置く。発注書では縦長のコマ(場所見せ)と横長・正方形のコマを区別して縦横比を指定する。余白に流す効果(花びらなど)は合成時の素材で入れると、コマの絵と独立して調整できる。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#媒体#縦スクロール#ウェブトゥーン#余白#間

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