モチーフ・題材

匂い・香り

視覚や言葉より先に記憶を呼び覚ます嗅覚の性質を活かすモチーフ。特定の匂いが特定の人物や場所と結びつき、不意打ちのように過去を連れてくる。

#匂い#香り#モチーフ

視覚や言葉よりも先に、不意打ちのように記憶を呼び覚ます嗅覚の性質を活かすモチーフである。特定の香水、煙草の煙、雨上がりの土の匂い――ある匂いが特定の人物や場所、時間と分かちがたく結びついていると、その匂いに触れるだけで意識せずとも過去が引き戻される。この不意打ち性こそが匂いというモチーフの強みであり、伏線を張らずとも自然に回想へつなげられる点で、物語の構成上とても扱いやすい。

匂いはまた、直接確かめようのない曖昧さも持つ。「あの人と同じ匂いがする」という感覚は錯覚かもしれないが、その錯覚に気持ちが引きずられてしまうところに、人間らしい弱さや切なさを描ける余地がある。

型のバリエーション

筋書きの例

組み合わせやすい題材

テーマの「記憶」、モチーフの「手紙」と特に相性がよい。モチーフの「酒」と重ねると、匂いと味覚が重なり合う記憶の描写にさらなる厚みを持たせられる。

関連項目

同じモチーフ・題材の項目

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