プロット型

消えた常連客

毎日のように顔を見せていた常連客が、ある日を境に姿を見せなくなるところから始まるプロット型。当たり前だった日常の欠落を通して、店側の人物の内面が浮かび上がる。

#常連客#失踪#プロット型

毎日、あるいは決まった曜日に必ず顔を見せていた常連客が、ある日を境にぱたりと姿を見せなくなるところから始まるプロット型である。店の側の人物にとって、それは事件と呼ぶには小さすぎる違和感でしかない。だが、当たり前だと思っていた日常に空いた小さな欠落は、放っておくほど気になっていく。この「気になり方」の描き方こそが、この型の質を決める。

常連客の不在の理由を早々に明かしてしまうと緊張が失われるため、店側の人物が断片的な情報(常連客の職業、住んでいそうな場所、最後に交わした会話)を頼りに、少しずつ手がかりをたどっていく構成が向いている。理由が判明した後、店側の人物がどう行動するか――再会を望むのか、そっとしておくのか――という選択も、この型の書きどころになる。

型のバリエーション

筋書きの例

組み合わせやすい題材

関係性の「常連客と店主」、舞台の「商店街」「深夜のコンビニ」と特に相性がよい。テーマの「孤独と連帯」を重ねると、常連客の不在が店側の人物の孤独を映し出す鏡として機能する。

関連項目

同じプロット型の項目

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