アニメ B-05カメラとショット

フォロー(被写体を追う)

別名: フォロー、付けPAN、トラッキングショット

動く被写体にカメラがついていく動き。人物は画面内に留まり、背景だけが流れて速さや勢いを伝える。

どういう技法か

フォローは、カメラが被写体と同じ速さで移動し、被写体を画面の同じ位置に留める動きである。アニメでは人物を画面中央に置いたまま、背景を反対方向に流して表現する。パンが向きを振るのに対し、フォローは移動するので背景の流れ方が違う。また大判の背景の上で、動く被写体を枠が追いかける「付けPAN」という技法もあると撮影監督は説明している。

なぜ効くのか

人物が画面内の同じ位置にいるので、見る側の視線は人物に留まり続ける。一方で背景が流れることで、移動の速さと方向が伝わる。背景の流れが速いほど、同じ人物でも速く見える。見る側は人物と一緒に移動しているように感じ、没入感が高まる。付けPANでは枠が被写体を追うので、見失うこともない。移動の向きが一定なら、見る側は目的地へ向かう流れも読み取る。

やり方

  1. 被写体の進行方向と画面上の位置(進行方向側を広く空ける)を決める
  2. 背景を横長に描き、被写体の速さに合わせて流す量を決める
  3. 近景・中景・遠景を分けて流す速さを変えると奥行きが出る
  4. 止まる瞬間はフォローを緩めて、被写体を少し先行させる

使いどころ

走る、歩く、乗り物で移動するなど、移動そのものを見せたい場面に使う。追跡や逃走の緊迫感を出すとき、長い距離を移動したことを伝えたいときにも効く。人物の勢いや焦りを、台詞に頼らず伝えたいときにも向く。

やりすぎ・失敗

進行方向側の余白がないと窮屈で、ぶつかりそうに見える。背景が単調な模様だと流れているのが伝わらない。カットごとに進行方向が入れ替わると、どちらへ向かっているか混乱する。

AIアニメでの使い方

静止画のモーションコミックでは、人物だけを留めて背景を流すことはできない(新しい絵を起こさないため)。横長のコマ絵を人物の進行方向に流すと、パンに近い効果になる。将来動画生成を使うなら、進行方向を全カットで揃える指示を明記する。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#カメラワーク#移動#速度

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