アニメ B-01カメラとショット

ショットサイズ

別名: 画面サイズ、ロング、バスト、アップ

被写体を画面にどれだけ大きく入れるか。ロング、フル、ミディアム、アップと寄るほど感情に、引くほど状況に目が向く。

どういう技法か

ショットサイズは、被写体(多くは人物)が画面に占める大きさの区分である。遠くから全景を収めるロング(引き)、頭から足まで入るフル、腰から上のウエスト、胸から上のバスト、顔を大きく見せるアップ(クローズアップ)、目や手元など一部だけのディテールなどがある。日本の現場では大きくロング・ミディアム・アップの3つに分けて説明されることもある。絵コンテではFS、BS、UPなどの略号で書かれる。

なぜ効くのか

引いた画面は情報量が多く、場所や人物の位置関係を伝える。寄った画面は情報を絞り、表情や一点に注意を集める。見る側は画面の大きさの変化を、心理的な距離の変化として受け取る。だからサイズの選択は、いまどの情報を読ませたいかの選択でもある。サイズを場面ごとに意図して選べば、台詞がなくても見る側の注意を誘導できる。

やり方

  1. 場面の最初に、場所と位置関係がわかる引きを置く
  2. 会話はミディアムやバストで、感情の山はアップで見せる
  3. 細部の情報(手元・小物)はディテールで一瞬見せる
  4. 同じサイズが続きすぎないよう、引きと寄りを交互に配置する

使いどころ

すべてのカットで意識する。とくに場面の頭、感情の頂点、重要な小道具を見せるときにサイズの選択が効く。会話の途中で位置関係を見せ直したいときにも効く。

やりすぎ・失敗

アップが続くと位置関係がわからなくなり、見る側が疲れる。引きばかりだと感情が伝わらない。似たサイズ・似た角度のカットを続けるとつなぎが飛んで見える。サイズの変化に意味がないと、単なる画面の揺れに感じられる。

AIアニメでの使い方

モーションコミックでは、1枚のコマ絵から切り出す範囲を変えることで、疑似的にサイズを変えられる。ただし拡大しすぎると画像が粗くなる。アップが必要な場面は、AIコミックの発注段階でアップのコマとして描いておく(漫画の側でも成り立つコマにする)。モーションコミックのためだけに新しい絵は起こさない。画像生成は顔のアップが得意で、手のアップは崩れやすい点に注意する。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#カメラワーク#構図#サイズ

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