アニメ A-08企画・構成・準備
ショートの構成(1〜3分)
別名: 短尺、ショートアニメ
数分以内の短い映像は、つかみ・転・オチに絞り、訴えることを1つにする。1秒ごとの密度設計が要る。
どういう技法か
テレビでも5〜15分ほどの短編アニメが放送されており、配信や動画共有サイトではさらに短い作品も多い。1〜3分の映像では、長編のように人物紹介や前置きを重ねる余裕がない。制作会社の解説では、短尺でも起承転結の流れは必要で、とくに転と結を欠くと見る側が混乱するとされる。冒頭で引き込み、最後に印象に残るカットや一言で締め、伝えることは1つに絞るのが基本とされる。
なぜ効くのか
短い映像は、見る側が途中で離れる判断も早い。最初の数秒で「何が起きているか」「なぜ見るか」が伝わらないと続きを見てもらえない。また情報を詰め込むと、どれも記憶に残らない。1つの出来事と1つの感情に絞ると、少ない秒数でも筋が通り、最後の一撃が効く。最後の一撃が効くほど、見る側は繰り返し見たり人に勧めたりしやすい。
やり方
- 伝えたいことを1文で書き、それ以外の要素を削る
- 全体をつかみ・展開・転・オチの4区間に分け、秒数を割り振る
- 冒頭5秒以内に人物と状況、または問いを見せる
- 転はオチの直前に置き、最後のカットはやや長めに残す
- 台詞は1文を短くし、総量を読み上げで測って尺に収める
使いどころ
SNS向けの短編、予告編、シリーズ本編の宣伝、1話完結の小話などで使う。fantasist.org のモーションコミックの標準的な長さもここに当たる。長い原作の一場面だけを切り出して紹介する映像にも向く。
やりすぎ・失敗
長い物語を短く要約しただけでは、あらすじの羅列になり感情が動かない。オチのない尻切れや、転を飛ばした平板な構成も失敗例である。冒頭に説明を並べるのも、つかみを弱める典型的な失敗である。
AIアニメでの使い方
1〜2分のモーションコミックは、コマ絵8〜20枚ほどに絞り、1枚あたり数秒を目安に配分するとよい。冒頭は最も強いコマ絵を寄りで、オチの直前で一度カットを短く刻み、最後は引きで長めに止める。読み上げ台本は1台詞を短くし、字幕の表示時間に収まるか音声合成で確かめる。
この技法を使ったAIアニメ
まだありません。
出典
- テレビアニメ
5〜15分の短編アニメが存在するという事実
- ショートアニメの作り方|企画から完成、活用まで
短尺でも起承転結が必要、冒頭で引き込み訴求点を1つに絞る
- 余談「文字数」
ペラ1枚200字がやや早口で約30秒という分量の目安