アニメ C-02編集・カット割り

カット尺とリズム

別名: 尺、秒数、コマ数、テンポ

各カットを何秒(何コマ)見せるか。1秒24コマを単位に、長短の並びで映像のリズムを作る。

どういう技法か

カット尺は1つのカットの長さで、アニメでは秒とコマで数える。日本のアニメは1秒を24コマに分けて作られ、1枚の絵を2コマ・3コマ続けて使う2コマ打ち・3コマ打ちが標準的とされる。絵コンテでは「1+12」(1秒12コマ=36コマ)のように書く。ハリウッド映画を分析した研究では、この数十年でカットの平均の長さが短くなっていることが報告されている。

なぜ効くのか

見る側は、1つのカットの情報を読み取り終えると次を待つ。短いカットの連続は緊張や速さを、長いカットは落ち着きや余韻を生む。編集者のウォルター・マーチは、カットの判断基準として感情・物語に次いでリズムを挙げている。長短の変化そのものが、音楽の拍のように感情を運ぶ。同じ内容でも尺の配分次第で、緊張にも退屈にも見える。

やり方

  1. 情報量に合わせて尺を決める(引きの画は長め、アップは短めでも読める)
  2. 台詞のあるカットは、台詞の長さに前後の間を足して尺を決める
  3. 山場の前でカットを短く刻み、山の後は長いカットで落とす
  4. 全カットの尺を並べて見て、同じ長さが続きすぎていないか確かめる

使いどころ

すべての編集で使う。とくにアクション、緊張の高まり、場面の切り替え、余韻を残す締めでリズムの設計が効く。全体を通して見直し、単調な区間がないか確かめる。台詞や読み上げのある映像では、音の長さとの釣り合いも合わせて見る。

やりすぎ・失敗

短いカットを連続させすぎると、見る側が情報を読み取れず疲れる。長いカットばかりだと退屈になる。台詞の途中でカットが終わるなど、音と画の長さが合わないのもよくある失敗である。

AIアニメでの使い方

モーションコミックでは、各コマ絵の表示秒数がそのままカット尺になる。字幕が読み終わる時間(1秒あたり数文字)と、音声合成が読み終わる時間の長い方に余白を足して尺を決める。全体を通して見て、山場の直前は2〜3秒のカットを続け、締めは5秒以上残すなど長短の差をつける。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#編集#リズム#尺#テンポ

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