夜の街

古書店の合鍵

深夜まで灯る古書店で、四十二歳の店主と、週に一度木曜だけ通う二十九歳の常連客が、売り物にしない稀覯本を貸し借りする一年越しの駆け引きを続けてきた。「今夜だけは、貸すんじゃなくて渡したい」という言葉をきっかけに、帳簿にはつけられない夜が始まる。

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R18

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