ギリシア・ローマ伝承

万物は流転する

万物は流転する。

πάντα ῥεῖ

―― ヘラクレイトス(前540ごろ〜前480ごろ)
出典
この四字の形は後世の要約(シンプリキオス『アリストテレス自然学註解』)。プラトン『クラテュロス』402a に「すべては動き、何ものも留まらない。同じ川に二度入ることはできない」というヘラクレイトスの説の紹介がある
原語
古代ギリシア語
誰の言葉か
伝承。その人の言葉として伝わっているが、原典では確認できない。ヘラクレイトスの著作は断片しか残らず、「万物は流転する」という語句そのものは本人の言葉ではなく、思想の要約として定着したもの

意味

世界は静止した実体ではなく、絶え間ない変化そのものである、という世界観。「同じ川に二度入れない」は、川も自分も一瞬ごとに別のものになっているという意味。

背景

ヘラクレイトスは「闇の人」と呼ばれ、謎めいた断片を残した。対立と変化こそが世界を成り立たせる、と説いた。

物語で使うなら

変わってしまった故郷、変わってしまった人に再会する場面。あるいは、変わらないと信じていたものが変わる瞬間の、語り手の独白に。

#変化#時間#古代ギリシア

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