ギリシア・ローマ出典で確認
賽は投げられた
賽は投げられた。Iacta alea est(慣用の語順は alea iacta est)
- 出典
- スエトニウス『ローマ皇帝伝』「神君ユリウス」32。プルタルコス『英雄伝』「ポンペイウス」60 では、カエサルがギリシア語の諺で「賽を投げさせよ」と言ったとする
- 原語
- ラテン語
- 誰の言葉か
- 出典で確認。出典の文献で、本人の言葉として確認できる。言った事実は複数の史家が伝えるが、スエトニウスの原文は「Iacta alea est」の語順。広まっている「alea iacta est」は後世の慣用形。プルタルコスはギリシア語の「賽を投げさせよ」とする
意味
もう後戻りはできない、という決断の言葉。賭けの賽を振ってしまった以上、あとは出た目を受け入れるしかない。
背景
前49年、カエサルは元老院の命令に逆らい、軍を率いてルビコン川を渡った。渡れば反逆となる境で、この言葉を口にしたと伝わる。
物語で使うなら
引き返せない一線を越える場面に。ただし有名すぎるので、台詞として言わせるより、越えたあとの沈黙の中で語り手が思い出す方が効く。