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火消の梯子

江戸の片隅、小さな町火消の組に生まれ育った若者が、亡き父から纏持ちの役目を継ぐ。火事場で本当に守るべきものは何か。師匠と仲間たちに支えられながら、不器用に、しかし確かに一人前になっていく姿を描く、静かな職人の物語。

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半鐘の音は、いつも夜中に鳴る。

新吉がそう思うようになったのは、物心ついてからずっとのことだった。昼間の火事は珍しくない。だが記憶に刻まれる火事は、決まって夜中に始まる。眠りの底から引きずり出されるように叩き起こされ、暗闇の中で纏や鳶口の音がぶつかり合う。父の背中を追いかけて外へ飛び出したときの、あの土間の冷たさを、新吉は今でも足の裏で覚えている。

その父が死んで、もう三年になる。

新吉には母がいた。名をおしのという。父が死んでからというもの、おしのは近所の裏長屋を回って洗い張りの仕事を請け負い、女手一つで新吉を育て上げてきた。口数の少ない女で、亭主の死について愚痴めいたことを言うのを、新吉は一度も聞いたことがなかった。ただ、月命日のたびに小さな仏壇へ手を合わせるその背中だけが、何かを語っていた。

「おっかさんは、おれが纏を持つの、どう思ってる」

そう聞いたことがある。おしのは洗い張りの手を止めず、こう答えた。

「あんたが決めたことなら、それでいい。あたしが何か言って、変わるようなことじゃないだろう」

素っ気ない返事だったが、新吉にはそれで十分だった。母は、父が死んだ日のことを、決して口にしなかった。ただ一度だけ、線香の煙が細く立ち上る仏壇の前で、独り言のように呟いたことがある。「あの人は、逃げるってことを知らない人だった」と。それが褒め言葉なのか、恨み言なのか、新吉には今も判じかねている。

深川のはずれ、大川に近いこの町を持ち場とする組は、「柏組」といった。柏の葉のように、火が来ても枯れずに次の芽を出す。そういう願いを込めて名付けられたのだと、頭の元助から聞かされたことがある。組といっても大所帯ではない。火消人足はおよそ三十人。町内の鳶職や大工、左官が本業の合間に纏を担ぎ、鳶口を振るう。それが町火消というものだった。

新吉の父、伊平次は、柏組で纏持ちを務めていた。

纏持ちというのは、火事場で組の目印になる纏を掲げ、燃え盛る屋根や梁の上に立つ役目である。纏は組の誇りそのものであり、それを持つ者は火消人足の中でも一段格別に見られていた。しかし新吉は、纏持ちという役目の本当の重さを、父が死ぬまで知らなかった。

伊平次が死んだのは、隣町の材木問屋で起きた火事だった。強風にあおられた炎が思わぬ方向へ回り込み、屋根の上にいた伊平次は逃げ場を失った。仲間たちが必死に呼びかける中、伊平次は最後まで纏を高く掲げ続け、それを合図に人足たちを別の方角へ導いてから、梁もろとも崩れ落ちた。

「お前の親父は、纏を放さなかった」

元助はそう言って、新吉の頭を一度だけ、乱暴に撫でた。あの日から新吉は、父の遺した纏を見るたび、腹の底に重いものが沈むのを感じるようになった。誇らしいと思う気持ちと、恐ろしいと思う気持ちが、いつも同じ分量で胸にわだかまっていた。

新吉は今年で十九になる。父の死後、組には残ったが、纏持ちにはならなかった。鳶口を担ぎ、火消人足の中で最も過酷な、火元に一番近い場所で梁を落とし、延焼を食い止める役目を務めてきた。纏を持てと元助に言われたことは、この三年に何度もあった。そのたびに新吉は首を横に振った。

「おれには、まだ早い」

そう言うたびに、元助は何も言わずに引き下がった。ただ、その目には、新吉には読み取れない色があった。

秋のはじめ、柏組の詰所では、若い衆が集まって縄をなっていた。火消の縄は、ただの縄ではない。水を吸うと締まる性質の麻縄を使い、火事場で梯子や纏を固定するために欠かせない道具だった。縄をなう作業は地味だが、手を抜けば火事場で命に関わる。新吉は黙々と縄目を数えながら、隣で作業をしている幼馴染の亀吉に声をかけられた。

「新吉、聞いたか。今度、頭が代替わりの相談をしてるらしいぞ」

「代替わり?」

「纏持ちのことだよ。元助さんも、いつまでも若い連中を仕切ってるわけにゃいかねえ。誰かに継がせなきゃならねえだろう」

新吉の手が、一瞬だけ止まった。それに気づいた亀吉は、慌てて言葉を継いだ。

「別に、お前のことを言ってるわけじゃねえよ。ただ、そういう話が出てるってだけの話だ」

「わかってる」

新吉は縄をなう手を再び動かしながら、そう答えた。だが、わかっているつもりで、実のところ何もわかっていないのかもしれない。新吉は自分の中に、そういう疑いがあることに気づいていた。

その夜、詰所の片隅で元助が新吉を呼んだ。年老いた頭は、火消人足を長年束ねてきた男らしく、目つきは鋭いが、口調は静かだった。

「新吉、お前に話がある」

「纏の話なら、まだ早いと言ったはずです」

「お前がそう言うのは、もう三年、聞き飽きた」元助は煙管に火をつけながら、煙を天井に向けて吐いた。「だがな、新吉。お前がなぜ纏を嫌がるのか、おれにはわかってる」

新吉は答えなかった。

「お前は、親父さんのようになるのが怖いんだろう」

図星だった。新吉は俯いた。父が纏を掲げたまま死んだあの日から、新吉の中で纏という道具は、誇りの象徴であると同時に、死の予兆のように重くのしかかっていた。纏持ちになるということは、いつか自分もあの梁の上で、逃げ場を失うということではないか。そんな考えが、新吉の胸の奥にこびりついて離れなかった。

「元助さん」新吉はようやく口を開いた。「おれは、纏を持つ器じゃありません。あれは、人を導く者が持つものだ。おれには、そんな覚悟はない」

元助はしばらく黙って煙管を吸っていたが、やがて低い声で言った。

「覚悟ってのは、最初からあるもんじゃねえよ、新吉。持たされてから、少しずつできてくるもんだ」

「それでも、おれには」

「お前の親父も、最初は同じことを言ってたよ」

新吉は顔を上げた。元助は、遠い記憶をたどるように目を細めていた。

「伊平次も、若い頃はお前と同じことを言った。纏なんて、自分には荷が重すぎるってな。おれが無理やり持たせたんだ。それから十五年、あいつはずっと纏を担いだ。最後の最後まで、な」

「その最後が、あれだったじゃないですか」

新吉の声には、抑えきれない棘があった。元助はそれを咎めなかった。ただ、静かに頷いた。

「そうだ。あれが、纏持ちの最後だ。だがな、新吉。お前は、あの日の何を見た」

「何を、とは」

「お前の親父は、纏を放さなかった。だが、なぜ放さなかったか、お前は考えたことがあるか」

新吉は言葉に詰まった。父が纏を掲げ続けたのは、それが纏持ちの意地だからだと、ずっとそう思ってきた。誇りのために、命よりも纏を選んだのだと。だが元助の問いは、その理解を揺さぶるものだった。

「お前の親父は、あのとき纏を振って、人足たちに退避の合図を送っていた。あの合図がなければ、あの晩、逃げ遅れた者が何人も出ていたはずだ。伊平次は、纏のために死んだんじゃない。纏を使って、みんなを守るために、あそこに残ったんだ」

新吉は言葉を失った。

「纏ってのはな、新吉。誇りの飾りじゃない。あれは、火事場で人足たちの目印になる道具だ。纏持ちが立つ場所を見て、みんなは進む方向を決める。纏持ちが動く方向を見て、みんなは逃げる方向を決める。纏を持つってのは、自分の命を張って、みんなの命を導くってことだ」

元助は煙管を煙草盆に置いた。

「お前の親父は、それをやりきった。悲しいことだが、それだけの話だ。纏を持つのが怖いってのは、当たり前のことだよ。怖くない纏持ちなんぞ、ろくなもんじゃねえ。だが、怖いからやらねえってのは、また別の話だ」

その晩、新吉はなかなか寝つけなかった。父の顔を思い出そうとしても、いつもぼんやりとした輪郭しか浮かんでこない。ただ、纏を掲げて立つ後ろ姿だけは、はっきりと目に焼き付いていた。振り返らない背中。何かを背負って、それでも前を向いている背中。

隣の部屋では、母のおしのがまだ起きているらしく、行灯の明かりがうっすらと障子越しに漏れていた。新吉は寝床から起き上がり、そっと障子を開けた。おしのは針仕事の手を止め、驚いたように顔を上げた。

「眠れないのかい」

「おっかさん、聞きたいことがある」

新吉は敷居のところに座り込んだ。おしのは何も言わず、続きを促すように新吉を見た。

「元助さんに言われたんだ。親父が纏を放さなかったのは、みんなを守るためだったって。おっかさんは、それをずっと知ってたのか」

おしのは針を膝の上に置き、しばらく黙っていた。やがて、ぽつりと言った。

「知ってたよ。あの人はいつも、そう言ってた。纏持ちは、意地で立つんじゃない。人のために立つんだって。あんたに話さなかったのは、話したところで、あんたが背負うだけだと思ったからさ」

「なんで、今まで黙ってたんだ」

「あんたが自分で辿り着くのを、待ってたんだよ」

その言葉に、新吉は返す言葉を持たなかった。おしのは再び針を手に取り、行灯の明かりの下で、静かに縫い物を続けた。障子を閉め、寝床に戻ってからも、新吉はしばらく天井を見つめていた。

翌朝、新吉は詰所の奥にしまわれている纏を取り出した。竹の柄に麻の房飾りをつけた、柏組の纏。父が最後に握っていたその柄には、まだ手垢の跡がうっすらと残っているように、新吉には思えた。

纏を持ち上げてみる。思っていたよりずっと重い。ただの飾りではない、実用の道具としての重さだった。腕にずしりとくるその重みを感じながら、新吉は初めて、纏持ちという役目の意味を、頭ではなく体で理解し始めていた。

それから新吉は、詰所に来るたびに、こっそりと纏を持ち上げる稽古を始めた。誰にも言わず、早朝、まだ誰も来ていない時分に、纏を掲げて庭を歩く。腕が震える。何度も取り落としそうになる。それでも続けた。

そんなある日、亀吉が新吉の稽古を見つけた。

「おい、新吉。お前」

新吉は気まずそうに纏を下ろした。

「別に、たいしたことじゃねえ」

「たいしたことだろうが」亀吉は目を丸くした。「お前、纏持ちになる気になったのか」

新吉はしばらく黙っていたが、やがて小さく頷いた。

「なる気になった、ってわけじゃねえ。ただ……重さを、知りたかったんだ」

亀吉はそれ以上何も聞かなかった。ただ、新吉の隣に立って、纏を担ぐ稽古を手伝うようになった。柄の握り方、風を受けたときの傾け方、腕の使い方。亀吉自身も纏持ちを務めたことはなかったが、組の年配衆から聞きかじった話を、惜しみなく新吉に伝えた。

その年の霜月、柏組の持ち場から二町離れた米問屋で火が出た。

半鐘が鳴ったのは、丑三つ時をとうに過ぎた頃だった。新吉は跳ね起き、法被を羽織り、鳶口を掴んで詰所へ走った。すでに人足たちが集まり始めていた。元助が采配を振るう中、新吉はいつもの持ち場である火元近くの解体組に加わろうとした。

そのとき、元助が新吉の肩を掴んだ。

「新吉。今日は纏を持て」

「え」

「新之助が足を痛めてる。代わりが要る」

新之助というのは、若手の中で纏持ちの見習いをしていた男だった。突然の話に、新吉は言葉を失った。だが火事場に迷っている暇はない。半鐘は鳴り続け、遠くの空はすでに赤く染まっていた。

新吉は震える手で纏を受け取った。柄の重さが、稽古のときとはまるで違う質量を持って腕にのしかかった。

「怖いか」元助が短く聞いた。

「怖いです」

「それでいい。行け」

新吉は詰所を飛び出し、人足たちの先頭に立って火元へ向かった。夜の町を、纏を掲げて走る。柄が肩に食い込む。息が上がる。それでも足を止めなかった。

米問屋の火事は、隣家への延焼が懸念される厳しいものだった。新吉は元助の指示を受けながら、屋根の上、風上側に纏を立てた。柏組の目印が、夜空に赤く照らされて浮かび上がる。それを見て、人足たちは配置につき、鳶口で隣家の板塀を次々と壊し始めた。延焼を防ぐための破壊消防――火消の主な仕事は、水をかけることよりも、燃え広がる前に家屋を壊してしまうことにあった。

炎の熱が頬を焼く。煙が目に染みる。新吉は纏を握る手に力を込め、揺らさぬよう、風にあおられぬよう、じっと踏ん張り続けた。纏が揺れれば、人足たちの判断が狂う。纏の位置こそが、この混乱の中でただ一つ、みなが頼れる目印だった。

「そっちだ、右へ回せ!」

新吉は声を張り上げ、纏を大きく右へ振った。指示を受けた人足たちが、素早く配置を変える。新吉自身、いつそんな声を出せる自分になったのか、わからなかった。ただ、体が勝手に動いていた。稽古で覚えた腕の使い方、亀吉と繰り返した掲げ方、そして何より、父の背中を追いかけ続けた三年間が、その一瞬に凝縮されているようだった。

火はやがて、夜明け前に鎮まった。隣家への延焼はぎりぎりで食い止められ、死者も出なかった。焼け跡から立ち上る白い煙を見ながら、新吉は纏を下ろし、その場にへたり込んだ。腕がもう、上がらなかった。

「よくやった」

元助が近づいてきて、新吉の肩に手を置いた。煤で真っ黒になった顔の中で、その目だけが、いつになく穏やかだった。

「怖かったか」

「怖かったです」新吉は正直に答えた。「途中から、何も考えてませんでした。ただ、纏を落とさないことだけ、考えてました」

「それでいいんだよ」元助は笑った。「纏持ちってのは、勇ましく見えて、実はそういうもんだ。格好つけて立ってるわけじゃねえ。ただ、みんなが安心して振り返れる場所に、立ち続けるだけの仕事だ」

新吉は焼け跡を見つめた。崩れ落ちた屋根の梁が、白い煙の中でくすぶっていた。父もまた、こういう場所に立ち続けてきたのだと、新吉は改めて思った。誇りのためではなく、恐怖に負けなかったからでもなく、ただ、みんなが振り返る場所に立つと決めたから。

それから半月後、柏組の詰所で、新之助の足の怪我が完治するのを待たず、元助は組の若い衆を集めて言った。

「新吉を、正式に纏持ちとする」

異論を唱える者はいなかった。米問屋の火事の噂は、すでに町内に広まっていた。伊平次の息子が、父の役目を継いだ。町の者たちは、そのことを当たり前のように受け止めていた。

その晩、新吉は父の纏を改めて手に取った。柄には新しい房飾りが結び直されている。組の女房衆が、新吉の纏持ち就任を祝って、こしらえてくれたものだった。

亀吉が隣にやってきた。

「どうだ、纏持ちの気分は」

「まだ、よくわからねえ」新吉は正直に答えた。「重いってことしか」

「そりゃそうだろう」亀吉は笑った。「軽くなったら、それこそおかしいよ」

新吉は纏を掲げてみた。夕暮れの詰所の庭に、その影が長く伸びた。父が最後に立っていた屋根の上を、新吉は想像した。あの日、父が見ていた景色を、いつか自分も見ることになるかもしれない。それでも、恐れるだけではいられない。纏を持つということは、恐れながらも、そこに立ち続けるということなのだと、新吉はようやく腑に落ちた気がした。

冬が近づき、柏組の持ち場では、毎年恒例の梯子乗りの稽古が始まった。正月に町の火除け祈願として披露される芸で、若い火消人足たちが技を競い合う。新吉はその稽古にも、纏持ちとして立ち会うようになった。

亀吉が梯子の上で危なげなく技を決めるのを見ながら、新吉は元助の隣に立っていた。

「元助さん」

「なんだ」

「親父は、纏を持つのが好きだったんでしょうか」

元助はしばらく考えてから答えた。

「好きとか嫌いとか、そういう話じゃなかったと思うぞ、伊平次にとっちゃ」

「じゃあ、何だったんです」

「役目、としか言いようがねえな」元助は空を見上げた。冬の澄んだ空に、鳶が一羽、大きく円を描いて飛んでいた。「町に火消がいるってのは、みんなが安心して暮らすためだ。纏持ちがいるってのは、火事場のみんなが、迷わず動けるためだ。好きも嫌いもねえ。ただ、必要だから、そこに立つ。それだけのことだよ」

新吉は纏の柄をそっと撫でた。

「おれも、いつか同じことを言えるようになりますかね」

「なるさ」元助は珍しく、優しい声で言った。「お前はもう、なりかけてる」

その日の稽古が終わった後、新吉は詰所からの帰り道、母のいる長屋に立ち寄った。おしのは行灯の下で相変わらず針仕事をしていたが、新吉が纏を担いだまま戸口に立つのを見ると、珍しく手を止めて、じっとその姿を見つめた。

「様になってきたじゃないか」

「まだまだだよ」新吉は照れ隠しに纏を下ろした。

「そうかい」おしのは小さく笑った。「あの人も、初めはそんな顔してたよ」

新吉は框に腰を下ろし、しばらく母と並んで、狭い土間を見つめていた。何を話すでもない、ただの沈黙だったが、新吉にはそれが心地よかった。父のいない三年の間、この沈黙の重さに耐えかねていた時期もあった。だが今は、その重さの中に、何か温かいものが混じっているのを感じる。

新吉は空を見上げた。冬の陽が、詰所の庭に長い影を落としている。梯子の上で亀吉が声を上げ、若い衆たちがそれに応える。柏組の一年は、こうして静かに、しかし確かに巡っていく。

新吉は纏を掲げ、風の向きを確かめた。父が見ていた空と、今、自分が見ている空は、きっと同じものだ。そう思うと、腕にかかる重さが、少しだけ、誇らしいものに変わっていくのを感じた。

火事のない一年であってほしいと、新吉は心の中で願った。それでも、いざというときには、自分がこの纏を掲げて、迷う仲間たちの目印になる。そのことだけは、もう揺るがない。

夕焼けが詰所の甍を赤く染める中、新吉は纏を静かに下ろし、詰所へと戻っていった。その後ろ姿を、元助はしばらく見送っていた。

(了)

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