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2 作品(小説1件・イラスト1件)
炉から立ちのぼる熱が暗い工房を橙色に照らし、火の粉が煙とともに舞い上がっていく。片隅に置かれた金床と壁の工具だけが、誰かがつい先ほどまでそこで仕事をしていたことを物語る。
江戸の片隅、小さな町火消の組に生まれ育った若者が、亡き父から纏持ちの役目を継ぐ。火事場で本当に守るべきものは何か。師匠と仲間たちに支えられながら、不器用に、しかし確かに一人前になっていく姿を描く、静かな職人の物語。
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