漫画 J-04媒体と読みやすさ

スマホ画面での文字の大きさと1コマの情報量

別名: スマホ最適化、文字サイズ

小さな画面で読まれる前提で、文字を大きく、1コマに入れる情報を絞り、一画面に1〜2コマ程度で見せる考え方。

どういう技法か

スマホで読む漫画の文字の大きさと、コマあたりの情報量の設計である。縦スクロール漫画の解説では、スキマ時間に読む読者を想定し、台詞を減らし、線を簡略化し、色数を抑えて情報量を減らすことが勧められている。文字の大きさについては、紙の原稿の基準をそのまま縮めると小さすぎ、スマホでの読みやすさを優先して大きめにすべきだという作り手の検証がある。一画面に1〜2コマ程度が見やすいという事業者の報告もある。

なぜ効くのか

スマホの画面は紙の単行本より小さく、画面を拡大せずに読めるかどうかが読み続けるかを左右する。一画面の中の情報が多いと、読者は拡大や読み返しを強いられ、流れが途切れる。情報を絞ると視線の行き先が一つに決まり、スクロールの速さに理解が追いつく。吹き出しを左右交互に置くと、目の移動が一定のリズムになり読みやすいとされる。

やり方

  1. 一つの吹き出しの文字数を短くし、長い台詞は複数の吹き出しに分ける
  2. 文字は実機で拡大せずに読める大きさを基準に決める
  3. 1コマに主役は一つ、吹き出しは1〜2個を目安にする
  4. 吹き出しは左右交互(ジグザグ)に置き、話者の近くに寄せる
  5. 完成したらスマホ実機で表示し、拡大せずに読めるか確認する

使いどころ

スマホで読まれるすべての作品。特に縦スクロール版、ページ版をスマホで1ページ表示させる場合。台詞が多くなりがちな説明の場面や会議の場面では、特にコマの分け方と台詞の量を見直す。

やりすぎ・失敗

紙の感覚で文字を詰めると、スマホでは読めない。情報を削りすぎて状況が分からなくなるのも失敗。背景の描き込みの上に小さな文字を載せると判読しにくい。文字の大きさは作品内で揃える。

AIコミックでの使い方

吹き出しの文字は compose_comic_page.py が後から描くので、layout JSON で文字の大きさと吹き出しの大きさを決め、スマホ幅に縮小した画像で読めるか確認する。発注書では吹き出しを置く空き(空や壁などの単純な面)を指定し、1コマに人物や小物を詰め込まない。台詞が長いコマは、コマを分けるか台詞を削る。

この技法を使ったAIコミック

出典

#媒体#スマホ#文字#情報量

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