漫画 F-01吹き出し・文字・音

吹き出しの形の使い分け

別名: フキダシの種類

普通の会話、叫び、心の声、電話や機械の声、小声を、吹き出しの輪郭の形で描き分けて、声の質を文字を読む前に伝える。

どういう技法か

吹き出しの輪郭の形を変えて、同じ文字でも声の出方が違うことを示す技法である。楕円や角の丸い四角は普通の会話に使う。ギザギザのトゲ形は叫びに、雲形や柔らかい輪郭は心の中の声に使う。電話やアナウンスなど機械を通した声は、二重線やトゲのある線で表すことが多い。小声は点線や細い線で表す。形は業界の慣習であって、厳密な規則ではない。

なぜ効くのか

読者は文字を読むより先に、コマ全体の形を目でとらえる。輪郭の形が声の大きさや出どころを先に知らせるので、セリフを読み始めた時点で「叫んでいる」「思っている」と分かる。形が決まった意味で繰り返し使われると、読者はそれを記号として覚え、少ない手がかりで声の質を読み取れるようになる。形の意味を覚えた読者ほど、文字を読まずに声の調子を予測できる。

やり方

  1. 作品の中で使う形の種類を先に決め、一覧にしておく
  2. 普通の会話は楕円か角の丸い四角に統一する
  3. 叫びはトゲ形、心の声は雲形か柔らかい輪郭にする
  4. 電話・機械の声は二重線やトゲのある線、小声は点線や細い線にする
  5. しっぽの形も揃え、心の声は小さな丸を連ねるなどで区別する

使いどころ

声の大きさが場面の意味を変えるとき、心の中の言葉と口に出した言葉を並べるとき、電話やテレビの音声が会話に混ざるときに使う。登場人物が多い会話でも、形の違いが整理を助ける。

やりすぎ・失敗

一つの作品の中で同じ意味に違う形を使うと、読者が混乱する。叫びのトゲ形を多用すると、どの叫びも弱く見える。凝った形を増やしすぎると、画面がうるさくなり文字が読みにくくなる。

AIコミックでの使い方

画像生成には吹き出しを描かせない。形の使い分けはlayout JSONの吹き出し種類で指定する。speechを普通の会話に割り当て、叫び・心の声・電話などは作品で決めた種類名に対応させる。種類ごとの線の太さや形はcompose_comic_page.py側で一括管理し、話数が変わっても揃うようにする。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#吹き出し#セリフ#感情表現

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