漫画 B-08コマ割り

縦長のコマと横長のコマ

別名: タテゴマ、ヨコゴマ

縦長のコマは高さ・全身・落下などに、横長のコマは距離・複数人・時間の長さを見せるのに向く。

どういう技法か

コマの縦横比によって、描ける内容と読者の受け取る時間の長さが変わる。解説では、縦長のコマは高さのある物や人物の全身を描くとき、横長のコマは複数の人物を並べたり距離を伝えたりするときに向くとされる。McCloudは、横に長いコマは長い時間が経ったように感じられ、幅の狭いコマは短い瞬間を示すと論じた。とかげねこの解説も、横長のコマは読む速度を遅く、縦長は速くすると説明する。

なぜ効くのか

読者は右から左へ目を動かして読むため、横に長いコマは目の移動距離が長く、見ている時間も長くなる。その体験が物語の時間の長さとして感じられる。縦長のコマは読む方向に対して短く、次のコマへすぐ移れる。また、コマの形は被写体の形に合わせると画面に無駄がなくなり、伝えたい物が大きく描ける。コマの形はそれ自体が時間と内容の手がかりである。

やり方

  1. 高いビル・落下・全身の立ち姿は縦長のコマに入れる
  2. 複数人の並び・遠くの距離・広い風景は横長のコマに入れる
  3. 時間の流れを長く感じさせたい沈黙は、横長の無言のコマにする
  4. 速く読ませたいアクションの連続は、縦長のコマを並べる

使いどころ

被写体の形に合わせてコマを決める時、場面の速さを調整したい時に使う。縦スクロールでは縦長の構図がスクロール方向と合い、アクションに向くとされる。同じ被写体でも、比率を変えることで見せたい性質(高さか広がりか)を選べる。

やりすぎ・失敗

被写体と合わない比率(横長のコマに1人の立ち姿など)は余白が多く、間延びする。縦長のコマを段の中に入れると読み順が曖昧になることがあるので配置に注意する。比率を毎コマばらばらにしても、リズムが乱れる。

AIコミックでの使い方

発注書では必ずコマの縦横比を数字で書く(例 縦2:横1)。比率と構図が合わないと生成で人物が小さくなるか切れる。layout JSONのコマ寸法から比率を自動で発注書に書き写すと食い違いが減る。縦スクロール版ではアクションを縦長コマで組む。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#コマ割り#縦横比#時間

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