漫画 B-07コマ割り

ぶち抜き

別名: ブチ抜き、はみ出し

人物や物の一部をコマの枠から外へはみ出させて描く技法。立体感や勢いを出し、視線を集める。

どういう技法か

コマの枠線の内側に描かれた人物や物が、枠を越えて外側や隣のコマの上に重なるように描く表現である。解説サイトでは、画面がダイナミックになり、コマ枠に動きが生まれ、視線を引き付けられると説明されている。アドビの解説では、ぶち抜きをフラッシュバックの演出にも使う例を挙げている。コマの後ろに全身の人物を大きく配置し、複数のコマを横断させる使い方もある。

なぜ効くのか

枠線は絵の世界と紙面を分ける境界である。人物がその境界を越えると、絵の中の物が紙面に飛び出してきたように見え、手前にある印象が生まれる。読者の目は線の途切れや重なりに引き寄せられるため、ぶち抜きの部分が自然と目立つ。枠の約束をあえて破ることで、その人物の存在感や勢いが強調される。ぶち抜かれた人物は、ページ全体の中心として読まれる。

やり方

  1. はみ出させるのは主役の頭・手・武器など、見せたい部分に限る
  2. はみ出す方向は、読む方向(左・下)や動きの方向に合わせる
  3. はみ出した部分が隣のコマの重要な絵やフキダシを隠さないようにする
  4. ページの最初のコマや登場場面で使うと効果が大きい

使いどころ

主要人物の登場、決め台詞、アクションの頂点など、存在感を強く出したい場面に使う。1ページに1か所程度が目安である。コマの後ろに人物の全身を大きく置き、その上に小さなコマを重ねる構成にも使われる。

やりすぎ・失敗

はみ出した絵が隣のコマの絵やフキダシと重なると、読みにくくなる。多用すると枠の意味が弱まり、ページ全体が散らかって見える。はみ出す向きが読み順と逆だと、視線が戻ってしまう。

AIコミックでの使い方

画像生成では1コマ1画像なので、ぶち抜きは人物だけを切り抜いた別レイヤーが要る。発注書で「背景は単色・人物の輪郭がはっきり」と指定し、切り抜きやすくする。layout JSONではぶち抜き用の人物レイヤーの位置を別に持ち、枠線より上に描く順序を指定する。難しければ使わない判断もよい。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#コマ割り#ぶち抜き#強調

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