漫画 A-01構成・ネーム

ネーム

別名: 絵コンテ、ネームを切る

コマ割り・構図・セリフ・人物配置をラフに決めた、漫画の設計図。作画の前に読みやすさと面白さをここで決める。

どういう技法か

ネームは、プロット(文章のあらすじ)をページとコマに割り付けた下書きである。各ページのコマの大きさと配置、各コマに誰がどこにいて何を言うか、フキダシの位置までを簡単な絵で示す。絵は丸と棒程度でもよく、目的は「読んだときの流れ」を確かめることにある。新人向け講座では原稿制作で最も大切な段階と位置づけられ、プロット→ネーム→下描き→ペン入れ→仕上げの順で進むと説明される。ラフネームを描いてから清書ネームに直す二段階で作る例も公式講座で示されている。

なぜ効くのか

漫画の面白さの多くは、情報を出す順番とコマの大小・配置で決まる。作画は時間がかかるため、そこで構成を直すと手戻りが大きい。ネームの段階なら、ページの入れ替えや説明不足の補いが短時間でできる。また、描き手は話の中身を知っているので、読者がどこで迷うかに気づきにくい。ネームを通しで読み返し、編集者など他人にも読ませることで、客観的な読みやすさを確かめられるとされる。

やり方

  1. プロットから見せ場(クライマックス)を先に決め、そこへ向かう流れを考える
  2. ページごとに、そのページで一番大きく見せたい絵を1つ決める
  3. コマ枠→人物の位置→フキダシの順に置き、セリフは実際の文面で書く
  4. 見開き単位で並べて通しで読み、めくりと引きの位置を確かめる
  5. 時間をおいて読み返し、分かりにくい所を清書ネームで直す

使いどころ

すべての話の作画前に行う。特に短いページ数に話を収める読切や、1話あたりのページ数が決まっている連載では、ページ配分の調整に不可欠である。連載の途中で構成を変える時や、既存の話を別の表示形式に組み替える時にも、改めてネームから作り直すとよい。

やりすぎ・失敗

絵を描き込みすぎて時間を使い、構成の検討が浅くなるのは本末転倒である。セリフを仮の文にしたままだと、フキダシの大きさが決まらず、作画時にコマが足りなくなる。描き手だけが分かる省略も読者には伝わらない。

AIコミックでの使い方

AIコミックでは、ネームにあたるのが「コマごとの発注書」と layout JSON の組である。先にlayout JSONでコマの位置と大きさ、フキダシの位置と種類を決め、仮セリフを入れて compose_comic_page.py で文字だけのページを組み、流れを確認してから絵を発注すると手戻りが減る。発注書にはコマの縦横比を必ず書く。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#ネーム#構成#工程

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