アニメ D-01作画と動き

原画と動画(中割り)

別名: キーアニメーション、インビトウィーン、中割

動きの要所だけを原画で描き、その間を動画(中割り)で埋めて、滑らかな動きに仕上げる分業の基本。

どういう技法か

原画は動きの起点・要所・終点を描いた絵で、タイミングやコマ打ちの指示も付ける。動画は原画の線を清書(クリンナップ)し、原画と原画の間の絵を描き足して動きをつなぐ。この描き足しを中割りと呼ぶ。原画だけでは動きは滑らかに見えず、中割りを重ねて初めて連続した動きになる。テレビアニメでは1話に数千枚の動画が要るとされ、数十人の分業で描かれる。

なぜ効くのか

動きの設計(どこで止め、どこで速くするか)と、その間を埋める作業を分けると、設計者は少ない枚数で演技の核を決められ、量の要る作業は多人数に配れる。見る側は要所のポーズで動きの意味を読み取り、中割りで滑らかさを感じる。つまり意味はキーポーズが、なめらかさは間の絵が担う。原画の段階でタイミング指示まで決まるため、動画担当が独自解釈を足すことはないと説明される。

やり方

  1. 絵コンテから、動きの始まり・頂点・終わりのポーズを決めて原画にする
  2. 原画の横に、間に何枚入れるか・どこに寄せるかの指示(ツメ)を書く
  3. 動画担当が原画の線を清書し、指示どおりに中割りを描く
  4. タイムシートに各絵を何コマずつ見せるかを記入し、撮影に渡す

使いどころ

人物の振り向き、立ち上がり、物を投げるなど、始まりと終わりがはっきりした動き全般。演技の芯を少ない絵で決めたいとき、枚数を抑えつつ要所だけは崩したくないときに考え方として使える。

やりすぎ・失敗

原画の間隔が開きすぎると中割りが単純な平均になり、動きがぬるぬると機械的になる。逆に原画を細かく入れすぎると枚数がかさみ、線の揺れも増える。原画のポーズ自体が弱いと、中割りをいくら丁寧にしても演技は立たない。

AIアニメでの使い方

モーションコミックでは、AIコミックの各コマを「原画」、パン・ズーム・フェードを「中割り」とみなせる。コマの選び方で動きの要所を決め、その間はカメラの移動とクロスフェードで埋める。将来、動画生成を使うなら、始点と終点の絵を指定して間を生成させる方式が原画と中割りの関係に近いが、中間で顔や手が崩れやすいので、要所の絵を増やして間隔を詰めるとよい。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#作画#分業#基礎

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