アニメ C-09編集・カット割り

J-カット・L-カット

別名: スプリット編集、音先行、音残し

音と画の切り替わりをずらす編集。次の場面の音が先に来るのがJ、前の場面の音が残るのがL。

どういう技法か

J-カットは、次のカットの音(台詞や環境音)が、画面が切り替わる前に聞こえ始める編集である。L-カットはその逆で、前のカットの音が、画面が切り替わった後も続く。名称は、編集ソフトのタイムライン上で音と映像の切れ目がJやLの形に見えることに由来する。音と画を同時に切る「ストレートカット」に対する技法である。

なぜ効くのか

音が先に来ると、見る側は「これから何が来るか」を予感し、次の画を待つ姿勢になる。音が残ると、前の場面の感情が余韻として次の画に重なる。会話では、話し手が話し終わる前に聞き手の顔に切り替えることで、反応を見せつつ台詞を途切れさせない。音と画の切れ目がずれることで、切り替わりの段差がなめらかになる。音が場面をまたいで続くことで、見る側は2つの場面をひと続きとして感じる。

やり方

  1. 場面転換の数十コマ前から、次の場面の音を先に入れる(J)
  2. 会話では、台詞を続けたまま聞き手の反応カットに切り替える(L)
  3. 感情の余韻を残したいときは、前の場面の音楽や音を次の画に重ねる(L)
  4. ずらす長さは数十コマ〜数秒程度にし、意図が伝わるか確かめる

使いどころ

場面転換をなめらかにしたいとき、会話で反応を見せたいとき、次の場面を予告して期待させたいときに使う。回想の入り口で過去の声を先に聞かせる使い方もある。会話の多い場面で、画の切り替えを自然に増やしたいときにも使う。

やりすぎ・失敗

ずらしすぎると、どの画の音かわからなくなる。すべての切り替えでずらすと、編集のリズムがぼやける。台詞の話者の顔が長く映らないと、誰の台詞か迷わせる。音量の急な変化も、ずらした効果を損なう。

AIアニメでの使い方

映像は無音で、読み上げは閲覧者の端末の音声合成が字幕の時刻に合わせて読む。したがって narration.ja.json で台詞の開始時刻を、画面の切り替えより前(J)や後(L)にずらせば同じ効果が出る。字幕も同じ時刻に合わせ、次のコマ絵が出る前に字幕が出ても読めるように話者名を付ける。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#編集#音#転換

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