アニメ B-07カメラとショット

あおり・俯瞰

別名: ローアングル、ハイアングル、鳥瞰

下から見上げる「あおり」は被写体を大きく強く、上から見下ろす「俯瞰」は小さく弱く見せる。

どういう技法か

あおり(ローアングル)は、カメラを被写体より低い位置に置き、見上げる角度で撮るアングルである。俯瞰(ハイアングル)は高い位置から見下ろす。真上から見下ろすものは真俯瞰や鳥瞰と呼ばれる。目の高さで撮るアイレベルが中立の基準になる。映像の解説では、あおりは被写体に力を与え、俯瞰は力を奪うと整理されることが多い。

なぜ効くのか

人は日常で、見上げる相手を大きく強い存在として、見下ろす相手を小さく弱い存在として感じる。カメラの高さはこの身体感覚を借りて、人物の力関係や心理状態を伝える。真上からの視点は日常では得られないため、全体の配置や規模を一望させ、客観的・運命的な印象を与える。角度の選択は、見る側が人物をどう評価するかにも影響する。

やり方

  1. 場面の基準になる目の高さ(アイレベル)を先に決める
  2. 威圧感や決意を見せたい人物にはあおりを使う
  3. 追い詰められた人物や孤立感には俯瞰を使う
  4. 配置や規模を見せたいときは真上からの視点を使う

使いどころ

力関係の変化、敵の登場、主人公の決意、絶望や孤立の表現に使う。対話で上下関係がある場合は、両者に逆の角度を当てて力の差を示すこともできる。同じ人物でも、物語の前後で角度を変えると立場の変化を示せる。

やりすぎ・失敗

意味なく角度を振ると、力関係の表現が崩れる。あおりや俯瞰は人体の遠近が強く、描写(生成)の難度が高い。ずっと同じ角度だと効果が薄れる。あおりが続くと画面の圧が強すぎて疲れる。

AIアニメでの使い方

画像生成AIは極端なあおり・俯瞰で人体が崩れやすいので、コマ絵の発注時に「やや見上げ」「やや見下ろし」程度にとどめ、崩れていないか必ず確かめる。モーションコミックでは、あおりの絵に下から上への縦パンを合わせると、見上げる動作と重なって効果が強まる。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#アングル#力関係#心理

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