アニメ A-07企画・構成・準備
尺配分(アバン・Aパート・Bパート・引き)
別名: パート構成、アバンタイトル
30分枠のテレビアニメは、アバン、OP、Aパート、アイキャッチ、Bパート、EDと予告で本編を配分する。
どういう技法か
日本の30分枠テレビアニメは、CMを除く約24分の中を決まった型で割ることが多い。OP前の短い導入部(アバンタイトル)、オープニング(約1分30秒)、Aパート(約10分)、CM前後の区切りのアイキャッチ(数秒)、Bパート(約10分)、エンディング(約1分30秒)、次回予告(約30秒)という配分が典型とされる。ED後に短い場面(Cパート)を置く作品もある。
なぜ効くのか
CMで本編が途切れるため、各パートの終わりに視聴者をつなぎ止める工夫が必要になる。アバンは最初の数十秒で関心をつかみ、Aパートの終わりは中間の山、Bパートの終わりは次回への引きとして働く。型が決まっていると、脚本とコンテの段階でどこに山を置くかを逆算しやすい。見る側にとっても、決まった型は「そろそろ山が来る」という期待の手がかりになる。
やり方
- 放送枠や公開先から、本編に使える尺を確定させる
- 導入・前半・後半・締めに分け、それぞれの目標秒数を決める
- 導入の冒頭数十秒に、問いや事件をはっきり置く
- 前半の終わりに小さな山、後半の終わりに次への引きを置く
- 締めの後に予告や余韻の短い場面を置くか決める
使いどころ
テレビシリーズの各話はもちろん、区切りのある長めの映像を設計するときに使う。短い映像でも、導入・山・引きの位置を決める考え方は応用できる。配信作品でもパート構成を使う場合がある。また1本の映像の中に区切りを置き、各区間の役割を明確にしたいときにも考え方を応用できる。
やりすぎ・失敗
型に当てはめるために、無理に山を作ると不自然になる。アバンで情報を出しすぎると本編の驚きが減る。各パートの秒数を守るため中身を削りすぎないよう、脚本段階で見積もる。
AIアニメでの使い方
1〜2分のモーションコミックに30分枠の型はそのまま使えないが、「冒頭の問い」「中ほどの転換」「最後の引き」の3点を秒数で決める考え方は使える。最初の5秒は最も目を引くコマ絵を寄りで見せ、最後のカットは長めに止めて字幕で問いを残す。
この技法を使ったAIアニメ
まだありません。
出典
- テレビアニメ
アバン・OP・A/Bパート・アイキャッチ・ED・予告の典型的な秒数
- 余談「シリーズ構成」
あらすじや予告も含めて各話を設計するシリーズ構成の業務