ヨーロッパ伝承
チェーホフの銃
第一幕で壁に銃が掛かっているなら、最後の幕でそれは発砲されなければならない。さもなければ、そこに掛けてはいけない。Если в первом акте на стене висит ружьё, то в последнем оно должно выстрелить.(複数の伝承を要約した形)
- 出典
- 1889年11月1日付ラザレフ=グルジンスキー宛書簡、および同時代人の回想(グルジンスキー、シチェプキナ=クペルニク)に複数の形で残る
- 原語
- ロシア語
- 誰の言葉か
- 伝承。その人の言葉として伝わっているが、原典では確認できない。チェーホフが繰り返し語った創作上の教えとして確かだが、一つの決まった文面は無い。上の形は最もよく引かれる要約
意味
物語に置いたものは、必ず使え。使わないものは置くな。伏線と回収の原則を、一丁の銃で言い表した作劇の鉄則。
背景
若い作家たちに宛てた手紙や会話の中で、チェーホフが何度も言った教え。
物語で使うなら
作劇の原則そのもの。作中で使うなら、劇作家や脚本家の人物の口癖として。「銃」を別のものに置き換えると、その作品の伏線の型が決まる。