漫画 F-07吹き出し・文字・音

描き文字(擬音・オノマトペ)

別名: 効果音、擬音、描き文字

音や様子を表す言葉を、絵の一部として手で描いた文字で入れる。字の大きさ・太さ・形で音の強さや質を伝える。

どういう技法か

「ドン」「ザーッ」のような擬音語や、「キラキラ」「シーン」のような様子を表す擬態語を、写植の書体ではなく絵として描いた文字で入れる技法である。日本語はこうした語が豊富で、漫画では大きく太い字で大きな音や激しい感情を表すことが多い。音の出どころの近くに置き、場面の雰囲気に合わせて字の形を変える。描き文字は絵の一部なので、構図の中での位置も考えて置く。

なぜ効くのか

描き文字は文字でありながら絵でもあるので、読者は意味と一緒に、字の大きさ・勢い・硬さから音の強さや質感を受け取る。濁音は強さ、促音は速さを感じさせるといった日本語の音の感覚も働く。音源の近くに置くと、音がどこで鳴ったかが視覚的に結びつく。文字がそのまま効果音の代わりになるので、音のない紙面に音を持ち込める。

やり方

  1. 音源が画面にあるときは、そのすぐ近くに描き文字を置く
  2. 強い音は太く角ばった字、柔らかい音は丸い字にする
  3. 背景と重なるときは白いフチを付けて読めるようにする
  4. 遠景で音源が見えないときは、大小の字を散らして広がりを出す
  5. 緊迫した場面はカタカナ、日常の場面はひらがなを使い分ける

使いどころ

打撃・爆発・足音など動きのある場面、静けさを強調したい場面、感情の高まりを表したい場面に使う。セリフの代わりに一語で場の空気を伝えたいときにも有効である。縦スクロールの漫画では、描き文字を下へ流して視線を誘導する使い方もある。

やりすぎ・失敗

描き文字を入れすぎると画面が散らかり、絵が見えにくくなる。絵で十分伝わる場面にまで入れると、うるさい印象になる。人物の顔を描き文字で隠すのは避ける。字の形が場面と合わないと、音の印象がずれる。

AIコミックでの使い方

画像生成で描き文字を描かせると字が崩れやすいので、絵には入れない。描き文字もlayout JSONに種類として加え、フォントと角度・大きさ・白フチを指定して後から重ねる。発注書には音源の位置を書き、描き文字を置く空きを確保する。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#描き文字#擬音#オノマトペ

関連する技法