幽☆遊☆白書
- 作者
- 冨樫義博
- 発表
- 1990–1994年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
不良少年・浦飯幽助が交通事故死をきっかけに霊界探偵となり、妖怪や霊能力者との戦いを通じて成長していく少年漫画。暗黒武術会編のトーナメント形式と、敵にも背景を与える設計が後続のバトル漫画に大きな影響を与えた。
1990年から1994年にかけて連載された。幽霊退治から妖怪との抗争、暗黒武術会という大会形式の抗争編、そして超能力者との対決へと、連載中に主題と作風を大きく転換させながら人気を保った作品であり、後の『HUNTER×HUNTER』にも引き継がれる作者・冨樫義博の作家性の原点とされる。敵キャラクターに固有の能力と背景を与え、単純な善悪では割り切れない存在として描く手法は、以後の少年誌バトル漫画に広く影響した。暗黒武術会編はトーナメント形式のバトル展開の完成形の一つとして参照されることが多い。
この作品が使っている物語の型
- 死に戻り死をきっかけに過去のある時点へ戻り、同じ時間をやり直すプロット型。やり直しが万能になると緊張が消え、前回の記憶の扱いが曖昧だと後半で破綻するため、戻る条件と引き継ぐものを先に確定させておく。
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。