アニメ K-03AI制作での運用

コマ絵の再利用とカット尺の決め方

別名: バンク、使い回し、尺決め

限られたコマ絵を場面を変えて再利用し、字幕の読みやすさと感情の重さから1カットの長さを決める技法。

どういう技法か

コマ絵の再利用は、同じ絵を別の場面で、寄り方や切り取り方を変えて使う技法である。日本のテレビアニメも、止め絵や引きセル、同じ動画の使い回しなど、少ない枚数で成立させる技法を工夫してきたとされる。カット尺は、1カットを何秒見せるかで、台詞の長さ(字幕を読む時間)と、感情の重さ(余韻の長さ)で決める。顔の大きいカットは短くても感情が伝わるという研究もある。

なぜ効くのか

観客は、同じ絵でも切り取り方が違えば別のカットとして受け取りやすい。全体の引きと、顔への寄りは、同じ絵から作っても違う情報を伝える。カット尺は、観客が情報を読み取るのに必要な時間であり、短すぎると理解が追いつかず、長すぎると退屈になる。字幕を読む速さや顔の大きさは、この必要な時間の目安になる。尺の変化はそれ自体がリズムになる。

やり方

  1. 使える絵の一覧を作り、各絵で寄れる部分(顔、手、背景)を書き出す
  2. 同じ絵を再利用するときは、切り取り位置か寄り方を変える
  3. 台詞のあるカットは、字幕の文字数÷毎秒4字を最短の尺にする
  4. 顔のアップは短め、情報の多い引きは長めにする
  5. 感情の山のカットは他より長くし、余韻を残す

使いどころ

絵の枚数が限られる制作全般。AIコミックの絵を再利用して映像にする場合の基本的な作業である。字幕や読み上げを付ける映像では、台詞の量から尺の下限が決まるので、先に台本を固めてから尺を割り振る。

やりすぎ・失敗

同じ絵を同じ切り取り方で何度も使うと、使い回しが目立つ。字幕の量に合わせて尺を延ばしすぎると、映像が止まって見える。尺をすべて同じ長さにすると、リズムが単調になる。

AIアニメでの使い方

編集部の運用では、AIコミックのコマ絵を1枚ずつ、全体・顔・手元など複数の切り出し方で使う。カット尺は、読み上げ台本の台詞が最も遅い端末でも収まる長さ(字幕毎秒4字を目安)を最短とし、台詞のないカットは2〜3秒、感情の山は5秒以上にする。全体で1〜2分に収まるよう、使う絵の数を調整する。

この技法を使ったAIアニメ

出典

#AI制作#編集#尺

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