アニメ J-01媒体と見やすさ

テレビ・配信・劇場の尺と画面比

別名: アスペクト比、放送尺

見られる媒体に合わせて、作品の長さと画面の縦横比(16:9など)を決める。媒体の枠が構成を左右する。

どういう技法か

30分枠の中の構成は A-07 を参照。1クールは3か月で12〜13話程度である。画面比は、2000年代のデジタル化を経て、新作のテレビアニメはすべて16:9のハイビジョン制作となった。16:9はHD・4K・8Kの標準で、劇場の1.85:1や2.39:1などの横長の比率は、家庭の画面では上下に黒帯を付けて収める。

なぜ効くのか

尺と画面比は、観客の見方を決める枠である。テレビではCMで中断されるため、区切りの前に次を見たくなる引きが必要になる。配信では中断がなく、一気見されやすい。画面比は構図に直結し、横長の画面は横の広がりや人物の並びを見せやすく、縦長の画面は一人の人物を大きく見せやすい。媒体を先に決めないと、構図の設計が後で崩れる。

やり方

  1. 公開する媒体(テレビ、配信、劇場、SNS)を最初に決める
  2. 媒体の標準の画面比(多くは16:9)で絵コンテを描く
  3. 複数の媒体に出す場合は、重要な要素を両方で切れない範囲に収める
  4. 尺の区切り(CM、パート)の前に、次を見たくなる引きを置く

使いどころ

企画の段階。複数の媒体に展開する予定がある作品では、特に最初に決めておく必要がある。後から画面比や尺を変えると、構図や構成の作り直しが大きくなるため、絵コンテに入る前に確定させる。

やりすぎ・失敗

16:9で作った絵を縦型に切り抜くと、人物や文字が切れる。劇場の横長比率を家庭向けにそのまま出すと、黒帯で絵が小さくなる。尺を媒体の枠に合わせず作ると、後で削る作業が大きくなる。

AIアニメでの使い方

fantasist.org のモーションコミックは、ページに埋め込む1〜2分の16:9映像を基本にしている。コマ絵は漫画のコマ形状(縦長や正方形)なので、16:9の枠に収めるときはパンで縦に流すか、余白に背景色を置く。寄りの範囲は16:9の枠で切れない位置に設定し、将来縦型版を作るなら9:16の枠でも同じコマが成立するか確認する。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

  • テレビアニメ(Wikipedia日本語版)

    30分枠の本編約24分の構成、1クール、16:9への移行

  • 16:9 aspect ratio(Wikipedia英語版)

    16:9がHD/UHDの標準で、劇場比は黒帯で収める

#媒体#画面比#構成

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