アニメ G-02音と声

アフレコとプレスコ

別名: アフターレコーディング、プレスコアリング、プレレコ

絵に声を合わせるアフレコと、先に録った声に絵を合わせるプレスコ。どちらを選ぶかで芝居の主導権が変わる。

どういう技法か

アフレコは、先に作った映像(未完成の場合も多い)を見ながら声優が台詞を録る方式で、日本のテレビアニメでは一般的である。プレスコは台詞や歌を先に録り、その音声に合わせて作画する方式で、プリレコーディングとも呼ばれる。日本でも初期はプレスコが主流だったが、リミテッドアニメーションの普及とともにアフレコが一般化したとされる。劇場作品やCG作品では、演技を生かすためにプレスコを選ぶ例がある。

なぜ効くのか

アフレコでは画面の尺と口の動きが先に決まるため、声優は決められた時間に台詞を収める必要があり、作画の手間と日程を管理しやすい。プレスコでは声優の間や息づかいが先にあるので、アニメーターはそれを見て自然な芝居を付けやすいが、音に合わせて作画を直す手間がかかる。つまり、時間を決めるのが絵か声かの違いであり、どちらの演技を基準にするかという選択でもある。

やり方

  1. 作品の優先事項(日程か、声の自然さか)を先に決める
  2. アフレコなら絵コンテ段階で台詞の秒数を書き込み、尺に余裕を持たせる
  3. プレスコなら録音した声を波形で見て、口の開閉や間のタイミングを作画に写す
  4. どちらでも、台詞の入りと終わりの時刻を一覧表にして共有する

使いどころ

日程が厳しく話数の多いシリーズはアフレコ、会話の自然さや即興性が作品の核になる企画はプレスコが向く。歌唱シーンやリズムに合わせる場面は部分的にプレスコにする方法もある。

やりすぎ・失敗

アフレコで尺がきつすぎると、声優が早口で詰めることになり芝居が硬くなる。プレスコで録音後に台詞を差し替えると、作画のやり直しが連鎖する。どちらかに決めず混在させると、管理が破綻しやすい。

AIアニメでの使い方

fantasist.org のモーションコミックは絵(コマ絵)が先にあるので構造的にはアフレコ型で、台本(narration.ja.json)の時刻を映像のカットに合わせて書く。一方、読み上げの速さが端末ごとに違うため、台詞の終わりに0.5〜1秒ほどの余白を取り、次の台詞と重ならないようにする。読み上げは端末ごとに速さが違うので、プレスコのように声の長さからカット尺を決めることはできない。尺は字幕の表示時間を基準にする。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#音響#収録#制作工程

関連する技法