アニメ C-06編集・カット割り

クロスカッティング(並行編集)

別名: クロスカット、並行モンタージュ、カットバック

別々の場所で同時に進む出来事を交互につなぐ。2つの線が近づくほどカットを短くし、緊張を高める。

どういう技法か

クロスカッティングは、異なる場所で同時に起きている2つ以上の出来事を、交互に切り替えて見せる編集である。並行編集とも呼ばれる。1900年代初頭の米映画にすでに例があり、D・W・グリフィスがこの技法の代表的な使い手とされる。救出に向かう者と危機に陥る者を交互に見せる形がよく知られる。日本語ではカットバックとも呼ばれることがある。

なぜ効くのか

見る側は、2つの出来事が同時に進んでいると理解し、それらがいつ交わるかを予想し始める。この予想が宙づりのまま続くことが緊張(サスペンス)を生む。交互の間隔を短くしていくと、文章で短い文を重ねるように切迫感が高まる。また並べることで2つの線の対比も浮かぶ。見る側は常に一方の結果を知らないまま他方を見るので、宙づりの状態が続く。

やり方

  1. 同時に進む2つの出来事と、それらが交わる点を決める
  2. 最初は各線を長めに見せ、場所と状況をはっきりさせる
  3. 交わる点に近づくにつれ、各カットを短くしていく
  4. 場所ごとに色や構図の特徴を変え、切り替わりを迷わせない

使いどころ

救出と危機、準備と待機、電話の両側、別行動の仲間の様子など、同時進行を見せて緊張を高めたい場面に使う。2つの線が最後に1つの場所で合流する構成と相性がよい。同時進行の2人の対比を示したいときにも使える。

やりすぎ・失敗

どちらの場所かすぐにわからないと混乱する。交互にするだけで両者が最後まで交わらないと、期待が裏切られた感じになる。線が3つ以上になると追いにくい。どちらかの線だけが長すぎると、もう一方を忘れられてしまう。

AIアニメでの使い方

モーションコミックでは、場所Aのコマ絵と場所Bのコマ絵を交互に並べ、カット尺を徐々に短くする(例:5秒→3秒→2秒)。字幕の冒頭に場所を示す短い語を入れると迷わない。読み上げは場所ごとに話者を分け、声の高さを変えると区別しやすい。

この技法を使ったAIアニメ

まだありません。

出典

#編集#同時進行#サスペンス

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