棚
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2 作品(小説1件・イラスト1件)
雪の降る夜の街並みに、窓明かりが点々と灯っている。街灯の光の輪の中を雪片がゆっくりと落ちていき、足元にはまだ誰の足跡もついていない。誰かの帰りを待つ部屋がどこかにあるような、そんな夜。
十年前に別れた恋人と、雨の日だけ営業する小さな喫茶店で再会した二人。互いの人生を確かめ合うように交わす会話は、過去を蒸し返すことも、未来を急ぐこともなく、ただ雨の音の中に静かにとどまる。
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