漫画 H-01人物の演技

表情の描き分け(目・眉・口)

別名: 表情の作り方、喜怒哀楽

目・眉・口の形の組み合わせで喜怒哀楽などの感情を描き分ける、人物の演技の最も基本となる技法。

どういう技法か

顔の部品のうち、特に動きの大きい眉・目(まぶた)・口の形を変えて感情を表す技法である。例えば喜びは口角と頬が上がり下まぶたが持ち上がる、怒りは眉が下がって眉と目の間が詰まる、悲しみは眉の内側が上がり口角が下がる、驚きは眉が高く上がり目が大きく開く、などと解説される。McCloudは『Making Comics』で、怒り・嫌悪・恐れ・喜び・悲しみ・驚きの六つを基本の感情として扱っている。

なぜ効くのか

眉・目・口は顔の中で形の変化が大きい部位であり、講座でも感情ごとの形の違いがこの三か所で説明される。ここを強調すれば少ない線でも感情が伝わる。部品ごとの形の約束事があるので、読者は一瞬で読み取れる。新人向けの講座では、表情は鋭いモノローグとほぼ同じだけのことを伝えると説かれ、台詞に頼らず感情を示す手段として重視される。

やり方

  1. 基本の六感情について、眉・目・口の形を一覧にした自分用の表を作る
  2. 眉の角度(内側が上がるか下がるか)を最優先で決める
  3. 口角の上下と口の開き具合で感情の強さを調整する
  4. 鏡で自分の表情を観察し、眉・目・口の形を確かめる
  5. 台詞と表情が同じことを言うなら、台詞を削れないか検討する

使いどころ

感情が動くコマのすべて。特に台詞のないコマや、台詞と本心が食い違う場面では表情が主役になる。ネームの段階で各コマの感情を一語で書き込んでおくと、作画の際に描き分けやすくなる。

やりすぎ・失敗

どの感情でも目だけを変え、眉と口が同じままだと表情が読めない。記号的な表情ばかりだと人物が薄く見える。左右対称に描きすぎると硬くなる。まずは形の約束事を押さえ、そこから人物ごとの癖を加える。

AIコミックでの使い方

発注書に「喜び」など感情名だけでなく「眉の内側が上がり、目は潤み、口角はわずかに下がる」と部品の形で書く。感情名だけでは平均的な笑顔や無表情に寄りやすい。表情の重要なコマは顔を大きめ(バストアップ以上)に発注すると崩れにくい。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#人物#表情#感情#顔

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