漫画 D-07構図・カメラ

主観ショット

別名: POV、一人称視点、目線カット

登場人物の目の位置にカメラを置き、その人が見ているものをそのまま描いて、読者を当事者にする技法。

どういう技法か

コマの画面を、ある人物の目から見た景色として描く手法である。本人の姿は映らないか、手や足先だけが手前に入る。見られている側の人物がこちらを見れば、読者は視線を受け止める立場になる。講座では一人称視点は読者を人物の視点に没入させると整理され、人物が画面の外(カメラ)を見るカメラ目線は、読者の注意を強く引く手法として紹介されている。

なぜ効くのか

主観ショットでは、読者と人物の視点が重なり、画面に映るものがそのまま「自分の見ているもの」になる。これにより緊張・恐怖・ときめきなどの感情を、外から観察するのでなく内側から体験させやすい。直前に「見る人物」のアップを置くと、次のコマが誰の視点かを読者が補う。カメラ目線の人物は、画面の外にいる読者に直接語りかけているように見え、強く注意を引くと説明される。

やり方

  1. 直前のコマで人物が何かを見る顔(目線の向き)を描く
  2. 次のコマをその人物の目の高さ・向きから描く
  3. 必要なら手前に本人の手や足先を入れて、誰の視点かを示す
  4. 見られる人物をカメラ目線にすると、視線を受ける感覚が強まる

使いどころ

発見の瞬間、恐怖の対象を見せる場面、相手と見つめ合う場面、読者に謎を一緒に見させたいとき。ホラーや推理ものなどで、読者に人物と同じ情報だけを与えて一緒に怖がらせたいときにも効く。

やりすぎ・失敗

誰の視点かが示されないと、単なる奇妙な構図に見える。多用すると人物の表情が見えず、感情が伝わらなくなる。主観と客観の切り替えを場面内で頻繁に行うと混乱する。主観ショットは要所に絞る。

AIコミックでの使い方

発注書に「〇〇の目の高さからの一人称視点。画面下端に〇〇の右手が少し入る」と書く。手は崩れやすいので、入れる場合は指を握った形など単純な形に限定する。カメラ目線は「視線は画面の正面(見る者)に向ける」と明記する。layout JSON では主観コマの前に見る人物のアップを置く並びを固定する。

この技法を使ったAIコミック

まだありません。

出典

#構図#カメラ#視点#没入

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