登場人物
登場人物 ― 校正者ナオと、料理人ヒナと、アパートの人たち
主人公は在宅の校正者・柏木ナオ(30)。隣室は食堂で働く無口な料理人・瀬川ヒナ(32)。大家、食堂の店主、ナオの担当編集、ヒナの妹(成人)。全員18歳以上。
全員18歳以上。
主人公 ― 柏木ナオ 30歳
- 立場: 出版社の外注の校正者。在宅、夜型。古いアパートの二〇三号室に四年
- 性格: 慎重。人の間違いは見つけるが、指摘の仕方が下手。自分の間違いには気づかない
- 技: 誤字・ルビ・字間・日付の矛盾を見つける目。隣人の「作りすぎた」の嘘にも三か月前から気づいている
- 弱点: 気づいたことを言えない。言うと関係が変わるから
- 持ち物: 赤鉛筆、ゲラの束、返していない小皿が三枚(ヒナの器とは別。副菜用。第11話で持ち主が分かる)
- 口癖: 「……いや、そこはいいんだけど」
隣室 ― 瀬川ヒナ 32歳
- 立場: 駅裏の小さな食堂の料理人。昼から夕方まで働く。二〇二号室に半年
- 性格: 無口。第1巻の台詞は十一個。「作りすぎたので」が六回
- 技: 量を測らずに一人前を作れる。相手の食べる量を、三日見れば分かる
- 弱点: 理由を言わない。理由を訊かれると、皿を置いて帰る
- 持ち物: 蓋つきの器が四つ。ナオの玄関に置くのはいつも同じ一つ
- 内心は書かない(企画書の方針)
周りの人(第1巻)
| 名 | 年齢 | 立場 | 声 | 二人との関係 | 初登場 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大家の宇野さん | 68 | アパートの大家。女 | よく喋る | 二人の夕飯のやりとりを、階段の下から全部見ている | 第2話 |
| 食堂の店主・堂島 | 55 | ヒナの勤め先の主 | 無愛想 | ヒナが「作りすぎる」のを、店でも知っている。第7話で定食を一人前多く出す | 第7話 |
| 担当編集・三谷 | 34 | ナオに仕事を回す編集者。女 | 早口。締切の話しかしない | ナオの生活が変わったことに、原稿の赤の減り方で気づく | 第3話 |
| ヒナの妹・瀬川ユイ | 26 | 遠くの街に住む。第8話で二〇二と二〇三を間違えて訪ねてくる | 明るい | ヒナが「作りすぎる」理由の半分を知っている | 第8話 |
まだ名前の無い人物
- ヒナが一年半前まで一緒に暮らしていた人(第8話。恋人ではない。祖母)
- ナオが四年前まで世話を焼かれていた人(第11話。元恋人。小皿三枚の持ち主)