登場人物
登場人物 ― 検疫官セラと、中洲の人たち
主人公は河口都市の検疫所の三番官セラ・ヴォート(28)。無口で、声に出さないひとりごとが多い。上番官イグナス、同輩の三番官ダン、隔離島の看守長、東岸の塩商人。全員18歳以上。
全員18歳以上。
主人公 ― セラ・ヴォート 28歳
- 立場: ハルモント検疫所の三番官。十年目。船に乗る回数が所内でいちばん多い
- 性格: 無口。口に出すのは手順の言葉だけ。内心は饒舌で、それが地の文の「ひとりごと」になる
- 技: 脈・目・匂い。病を見る三つの道具で、人の嘘も見える。本人はそれを技だと思っていない
- 弱点: 見つけたあと、どうすればいいか分からない。だから止める。止めた相手に説明ができない
- 来歴: 十八で検疫所に入った。入った年に、一隻の船を止められなかった(第1巻の縦糸)
- 持ち物: 脈を取る砂時計、封印、手帳(船ごとに一頁。書くのは事実だけ)
- 口癖: 「開けます」「止めます」
主要人物(第1巻)
| 名 | 年齢 | 立場 | 声 | セラとの関係 | 初登場 |
|---|---|---|---|---|---|
| イグナス・ロー | 52 | 上番官。所長格。十年前は三番官で、セラの指導役だった | 低い。短い。怒らない | セラを三番官のまま置いている。理由は第11話 | 第1話 |
| ダン・メイル | 31 | 三番官。セラの同輩 | よく喋る。船員に人気 | セラの止めた船の後始末をする。文句を言いながら | 第1話 |
| ホルダ | 45 | 隔離島の看守長。女 | 大きい。豪快 | 止めた人が最後に行く場所の主。セラに「止めるなら最後まで見ろ」と言う | 第2話 |
| ベルント・アッシュ | 60 | 東岸の塩商人。第1話の塩の帆船の荷主 | 丁寧。しつこい | 止められて怒鳴り込む。第12話で理由が分かる | 第1話 |
| ミレ | 24 | 二番官。書類係 | 早口 | 書類の日付の突き合わせで、セラの手を助ける。第9話で内部の不正を一緒に暴く | 第2話 |
まだ名前の無い人物
- 十年前、セラが止められなかった船の船長(第6話・第11話)
- 王家の御用船の乗客(第5話)