企画書
企画書 ― 悪女の評判は、自分で育てたものだった
社交界で十年、悪女と呼ばれ続けた侯爵夫人アデル(32)。その評判は、夫の家を守るために自分で育てたものだった。離縁状に判を押した日から、彼女は実家の傾いた商会を立て直しにかかる。悪女・ざまぁ・商売の型。まだ承認前。
企画案。まだ本文は書いていない。
型は「悪女+ざまぁ+商売」。悪役令嬢ものの読み味を、学園ではなく大人の社交界と商会でやる。
一行コンセプト
悪女の評判は、十年かけて自分で育てたものだった。 だから、捨てるのも自分で決める。
この作品の売り
主人公は最初から強い。 成長譚ではなく、すでに完成している人が本気を出す話。読者が気持ちよくなるまでの助走が短い。
悪評が武器になる。 「あの悪女が言うなら、裏がある」と誰もが思う。その思い込みを使って交渉する。アデルは嘘をつかない。本当のことしか言わないのに、誰も信じない。それが最大の武器。
離縁が始まりであって、終わりではない。 第一話で判を押す。恨み言は一行も書かない。
読者に約束すること
- 一話ごとに、誰かの思い込みが一つ崩れる
- アデルは泣かない、詫びない、言い訳しない
- 復讐ではなく、清算として書く。相手を落とすより、貸し借りを合わせる
- 一話 8,000〜12,000字。週に一話
骨組み
第1巻は12話。軸は三つで、商会を立て直す/悪女の評判の由来が明かされる/元夫の家が沈んでいく。三つが第12話で一度に交わる。
語りと文体
- 三人称一元・アデル寄り
- 会話が主。地の文は短く、感情を説明しない
- アデルの内心は数字と段取りで出す(誰にいくら貸しがあるか)
- 一話に必ず一度、アデルが微笑む。その微笑みが何を意味するかは書かない
守る線
全員18歳以上。学校・学生を舞台にしない。実在の人物・団体を出さない。非同意を肯定的に描かない。既存作品の固有名詞を持ち込まない。