ぐりとぐら

作者
中川李枝子、山脇百合子
発表
1963年
日本
媒体
その他

野ねずみのぐりとぐらが、森で見つけた大きな卵でカステラを焼き、集まってきた動物たちと分け合う絵本。1963年に月刊絵本『こどものとも』の一冊として発表され、1967年に単行本化された。

二匹は体つきも顔も同じに描かれ、青い服のぐりと赤い服のぐらという着衣の色だけで区別される設計になっている。名前と役割を分けたうえで姿を共有させることで、二人組でありながら常に一体として画面に収まり、幼い読者も色を手がかりに追跡できる。道具や食材が体との比率を強調して描かれ、卵やフライパンが過大に見えることが、そのまま作業の大変さと出来上がりの喜びの表現になっている。文と絵を別の作り手が担いながら造形の規則が最後まで揺れない点も特徴といえる。

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