名探偵コナン
- 作者
- 青山剛昌
- 発表
- 1994年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
謎の組織の薬で小学生の体にされた高校生探偵・工藤新一が、江戸川コナンとして正体を隠しながら難事件を解き、組織の手がかりを追う推理漫画。一話完結の謎解きと長期の縦筋を両立させ、連載は30年を超える。
1994年に連載が始まり、現在も続いている。本格ミステリの道具立てを少年誌の週刊連載に載せ替え、トリックの提示と解決を数話単位で回すフォーマットを確立した。正体を明かせない主人公が、周囲との関係を保ちながら真実だけを届けるという設定は、変身・二重生活ものと探偵ものの結合であり、解決の声を別人に託す「眠りの小五郎」の仕掛けはその象徴といえる。劇場版が毎年公開される国民的シリーズに成長した。
この作品が使っている物語の型
- 正体の秘密登場人物が自分の本当の姿・出自・過去を隠して生きているテーマ。読者にだけ明かすか、最後まで隠すかで、サスペンスの種類が変わる。
- 二重生活表の顔と裏の顔、あるいは二つの場所・二つの名前を同時に生きる人物を描くテーマ。切り替えの瞬間そのものを見せ場にできるかが設計の鍵になる。
- 依頼人と探偵事件の解決を依頼する側とそれを引き受ける側という、限定された期間の契約関係から始まる関係性。事件が終われば終わるはずの関係に、それ以上の何かが芽生えるかが焦点になる。