きざみね
きざみね/Kizamine
相棒型ひかえ族
始まりを教えてもらわないと何も数えられない。だから、始めた瞬間を覚えている人間と組むしかない
どんな形か
竹の一節から短い枝が一本下がり、その先に平たい錘が一枚だけ揺れている、縦に細い吊り下げ形
配色
- 竹の胴
#A6B27A青みの残る乾いた竹 - 節の輪
#5E6B3C - 錘
#8E7C4E鉛を布で包んだ鈍い色 - 目
#262B1C
造形
- 錘は一枚だけ。左右に二つ下げない
- 節の輪は三本。数えた区切りごとに一本ずつ色が抜けていく
- 目は節と節のあいだにある細い横線
- 手足は無く、紐で吊られたまま揺れる
- 大きさ
- 体高22cm・胸元に吊るす
- 素材感
- 乾いた竹と、鉛を包んだ厚手の布
- 顔
- 細い横線の目が二つと、節の割れ目が口に見える
- モチーフ
- 振り子/竹の節
どんな中身か
- 性格
- 急かさない/自分では止まれない
- 声
- 声を持たない。錘が胴に触れる「こつ」という音を、一定の間隔で返すだけ
- 口ぐせ
- (こつ、こつ、こつ)
- 住処
- 期限のある仕事場。締め切りが決まっている机の脇に吊るされている
- できること
- 頼まれた長さの時間を狂いなく数え続ける。ただし「いま何時か」は分からない。数えられるのは経過だけ
- 好き
- 待ち合わせ/煮込みの鍋
- 苦手
- 急がされること/途中で紐を握られること
やらないこと
描かない・やらせないことの一覧です。ここを決めておかないと、 生成するたびに姿と性格が少しずつ変わります。
- 錘を二枚以上下げない
- 文字盤や針を描かない
- 手足を生やさない
- 節の輪の数を三本から変えない
画像生成に渡す文面
そのまま貼って使える形にしてあります。使うサービスの規約と、 生成物の扱いについての説明は、使う前に必ず読んでください (プロンプトの書き方)。
きざみねは時計ではない。いま何時かは分からず、数えられるのは「あれからどれだけ経ったか」だけだ。誰かが始まりを告げなければ、この子は一音も鳴らさない。
この一点が組み合わせを決める。噛み合うのは、始めた瞬間を覚えていられない相手だ。いつ薬を飲んだか、いつ火を落としたか、いつ待ち始めたかを忘れる人間の胸元に下げると、忘れた側と数える側で欠けが埋まる。逆に几帳面な相手と組ませても、この子は何の役にも立たない。
止まれないのも欠点として使える。数え終わりを告げる機能は無いので、こつ、こつ、と鳴り続ける音が、そのまま焦りの音になる。三日で片づけろと言われた仕事場に吊るしておくと、誰も見ていない夜のあいだも音だけが続く。おぼえどに「いつ始めたか」を言わせ、きざみねに数えさせ、かずくりに残りを読ませる。三体そろって、はじめて締め切りという概念が形になる。