おぼえど
おぼえど/Oboedo
相棒型ことづて族
思い出させる順番を間違えるので、要るものより先に、どうでもいいことを言ってしまう
どんな形か
小さな引き出しが一段だけついた四角い胴に、細い紐が一本、頭の右から垂れている形
配色
- 胴
#7C6448手垢で艶の出た木 - 引き出しの面
#B49B72 - 垂れ紐
#B7452F - 目
#241C13
造形
- 引き出しは一段だけ。二段以上にしない
- 紐は頭の右から一本だけ垂れ、結び目が三つある
- 手足は無く、引き出しを開け閉めして体を揺らして進む
- 胴の角がすべて丸く摩耗している
- 大きさ
- 体高17cm・卓の端に据える
- 素材感
- 手垢で艶の出た木。引き出しの取っ手だけ真鍮で、そこだけ明るい
- 顔
- 引き出しの上に彫られた丸い目が二つ。口は引き出しの隙間
- モチーフ
- 結び紐/引き出し
どんな中身か
- 性格
- 脈絡がない/しつこくない
- 声
- 断片だけを喋る。文にならず、単語をひとつずつ置いていくような話し方
- 口ぐせ
- 鍵。あと、赤いほう
- 住処
- いつも同じ物を探している人の、机の端
- できること
- 相手が忘れた事柄を、単語ひとつだけ思い出させる。ただし、どれが今いちばん大事かは選べない
- 好き
- 結び目/決まった順番
- 苦手
- 急な予定変更/紐をほどかれること
やらないこと
描かない・やらせないことの一覧です。ここを決めておかないと、 生成するたびに姿と性格が少しずつ変わります。
- 引き出しを二段以上にしない
- 紐を左から垂らさない。結び目は三つのまま
- 手足を描かない
- 引き出しの中身を具体的に描かない
画像生成に渡す文面
そのまま貼って使える形にしてあります。使うサービスの規約と、 生成物の扱いについての説明は、使う前に必ず読んでください (プロンプトの書き方)。
おぼえどは、思い出させる順番を選べない。忘れているものを一語だけ返すが、それが今いちばん要るものとは限らない。家を出る間際に「赤いほう」と言われても、鍵の話なのか傘の話なのか本人にしか分からない。
だから組む相手は、この子の一語を翻訳できる人間でなければならない。長く一緒にいて、癖を知っている者だけが「赤いほうというのはあの封筒だ」と繋げられる。付き合いの浅い相手にとっては、ただの意味不明な独り言になる。つまりこの子は、関係の年数を目に見える形にする。
いちばん効くのは、記憶そのものが揺らいでいる相手と組ませたときだ。忘れる側と、脈絡なく思い出させる側。二人のあいだで、拾える断片と拾えない断片が選り分けられていく。定期入れを失くした朝の慌ただしさにも使えるし、もっと重い忘却の話にも耐える。紐の結び目が三つしか無いのも忘れずに。四つ目を結ぼうとしても、この子は結べない。