企画書
企画書 ― 偽聖女と呼ばれた女は、薬で本物になる
聖女の力が無いと暴かれ、国境の外へ追放された女ミア(24)。もともと彼女がやっていたのは祈りではなく調合だった。隣国の寂れた街で薬屋を開くと、祈りでは治らなかった病が、次々に治っていく。追放・聖女・薬の型。まだ承認前。
企画案。まだ本文は書いていない。
型は「追放+聖女+スローライフ寄りの成り上がり」。ざまぁは軽く、薬の手ざわりを濃く。
一行コンセプト
聖女の力なんて、最初から無かった。 あったのは、祖母から教わった薬の作り方だけ。
この作品の売り
主人公は最初から嘘をついていない。 ミアは一度も「聖女です」と名乗っていない。周りが勝手にそう呼んだ。だから追放されても後ろめたさが無く、恨みも薄い。この軽さが読み口を明るくする。
治る理由が説明できる。 祈りは効いたかどうか分からないが、薬は効く。効いた理由を、ミアは必ず言葉にする。読者が納得できる治り方をする。
追放した側が困り始める。 ミアが抜けた王国では、病が治らなくなる。だが原因が分からない。追い出した側の視点を、たまに一場面だけ挟む。
読者に約束すること
- 一話に一つ、薬ができる。材料と手順を必ず書く(毒物の作り方は書かない)
- 治る人と、治らない人がいる。治らないことも書く
- ミアは戻らない。王国からの迎えは、一巻の終わりに来て、断られる
- 一話 8,000〜12,000字。週に一話
骨組み
第1巻は12話。軸は三つで、薬屋が街に根づく/聖女の力の正体/王国が崩れていく。
語りと文体
- 三人称一元・ミア寄り。明るく、少し早口
- 薬を作る場面は手順で書く。乾かす、砕く、煮出す、漉す。においと色を必ず添える
- 各話の題は薬か材料の名前(第一話「熱冷ましの根」)
守る線
全員18歳以上。学校・学生を舞台にしない。実在の人物・団体を出さない。非同意を肯定的に描かない。既存作品の固有名詞を持ち込まない。実在する薬草の危険な用法や、毒物の調合手順は書かない(作中の薬草は架空の名前を使う)。